宇宙を無限に航行できる“蒸気宇宙船”が爆誕! テスト飛行に成功、宇宙探査機は「蒸気の時代」に突入!
研究者らによると、地球外の“水”を燃料に変えることができるからだという。電子レンジぐらいの大きさの地上着陸機を隕石や惑星に送り、そこからH2Oを得るというわけだ。これであれば、理論的に無限に近い燃料を宇宙各地で補給することができる。
「この技術は月、ケレス、エウロパ、木星、冥王星、水星の極、隕石といった水があり、比較的重力が弱いところならどこでも利用できます」(フィル・メッガー博士)
メッガー博士らはこの宇宙船を「WINE」(World Is Not Enough、世界は十分ではない)を名付けており、プロトタイプは最初のテストミッションを最近終えたばかりだ。隕石に似せたものにWINEを着陸させ、コンパクトドリルでその表面を掘削、見事に水を入手。H2Oを推進剤として利用することに成功したという。
蒸気という古めかしい響きからは想像もできないほど、WINEの構造は複雑であり、メッガー博士らはプロトタイプの完成に3年の歳月を費やしたという。まさに現代科学の叡智の結晶と言うべきものだ。
とはいえ、テストミッションは無事成功したものの、WINEが実際に宇宙に飛び立つまでにはまだまだ越えなければならない試練があるそうだ。WINEが実現すれば宇宙探査が新時代に突入することは間違いない。今後の研究に期待しよう。
(編集部)
参考:「NBC」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊宇宙を無限に航行できる“蒸気宇宙船”が爆誕! テスト飛行に成功、宇宙探査機は「蒸気の時代」に突入!のページです。永久機関、宇宙船、宇宙探査、水蒸気、DMドライブなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで