米軍が「昆虫の脳と意識」をもつAIロボット“昆虫兵士”開発へ!
米軍が「昆虫の脳と意識」をもつAIロボット“昆虫兵士”の研究開始! 反乱の危険性も…(最新研究)
砲火と銃弾が飛び交う危険な戦場では、いともたやすく人命が失われることになる。しかし、将来の戦争では人間に代わって“昆虫兵士”の軍団が大いに活躍してくれるかもしれない――。
■DARPAが“昆虫脳ロボット兵士”の開発に着手
身近なモノがどんどんネットにつながっていく“IoT”時代を迎えているが、あらゆるモノが一体化し生活が便利になる一方、どのような経路からもハッカーの侵入を許すリスクも高まっている。
したがって現在、IoTの流れとはまた別にネットワークから独立した“スタンドアローン”なAIやロボットを開発するニーズが高まっているのだ。つまり意思を持って自律的に行動するロボットの登場が期待されているのである。

自律的に行動できるAIを備えたロボットと一言で表現するのは簡単だが、ネットワークにつながっていないとすれば現在の技術ではAIの部分だけでも物理的にきわめて大容量のハードウェアが必要になってくる。そのような大きな“頭脳”を持ったロボットということになれば、当然ながらSFアニメに登場するような“巨大ロボット”になることは免れない。
巨大ロボットとなればそれ相応のエネルギーを必要とし、運用にも維持管理にも莫大なコストがかかるだろう。こうした非効率な巨大ロボットを誰が必要とするのだろうか。
そこで今、米・ペンタゴン(国防総省)の研究機関「DARPA(国防高等研究計画局)」が注目しているのが昆虫の脳である。昆虫の脳を構成する神経細胞はたったの数百にとどまっているにもかかわらず、きわめて素早い意思決定を省エネルギーで実現しているのだ。この昆虫の脳を技術的に模倣することができれば、これまでにない小型・高性能できわめて省エネのAIが開発できるのである。

そしてDARPAは昨年7月に次世代のAI技術への投資を行うプロジェクト「Artificial Intelligence Exploration(AIE)プログラム」を発表し、この流れの線上で“昆虫脳AI”の開発を促進する「Microscale Bio-mimetic Robust Artificial Intelligence Networks」を発足して、各種のIT企業に対し、昆虫脳のメカニズム解明への取り組みに対して100万ドル(約1億1,000万円)するとオファーして入札を募っている。
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