真実であることが判明した陰謀論6選! ヒトラー生存、コインテルプロ、モッキングバード… 今こそ目覚めよ、あの噂は本当だった!
その当時には“妄想”として一蹴されていた言説や仮説が、後になって正しかったことが判明するケースがある。時にその“妄想”は“陰謀論”と見なされるのだが、オルタナティブ系メディアの「Collective Evolution」では、後になって正しかったことが証明された“陰謀論”を6つ紹介している。
■トンキン湾事件での2度目の戦闘
ベトナム戦争の口火を切ったのが、1964年8月に北ベトナムのトンキン湾で北ベトナム軍の水雷艇とアメリカ海軍艦の突発的戦闘「トンキン湾事件(Gulf of Tonkin Incident)」である。
同年8月2日、3隻の北ベトナム軍の水雷艇が、南ベトナム軍の艦艇と間違え、アメリカ海軍駆逐艦「マドックス」に対し2発の魚雷と機関銃による攻撃を行ったといわれている。マドックスは直ちに反撃を行い、1隻を撃破し2隻にも損害を与えたという。
この攻撃はあくまでも北ベトナム軍の誤認によるものであり、米軍の本格参戦の理由とするのは微妙であったのだが、続く8月4日、再びマドックスが沿岸を哨戒していたところ、北ベトナム軍艦艇から攻撃を受けたためマドックスは計300発に及ぶ機銃掃射で敵艦を撃退したといわれている。
この2回目の戦闘がいわば“決定打”となってアメリカ議会は上院で88対2、下院で416対0で大統領決議を支持し、ベトナム戦争へ本格参戦した。
しかし、2005年に公開されたNSA(米国家安全保障局)の機密文書で、8月4日の“戦闘”では北ベトナム軍艦艇は現場にいなかったことが暴かれている。マドックスは確かに300発もの銃弾を掃射したのだが、乗組員の後の証言ではこの時マドックスは“幽霊”に向かって発砲していたということだ。
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