中国の遺伝子編集ベビー「天才」になっている可能性が発覚!「CCR5」編集が脳に影響、科学者の策略か!?

 昨年中国で生まれた遺伝子編集ベビーに関し、衝撃的な可能性を提示する研究が発表されて世界的に大きな話題となっている。賀建奎氏が行った遺伝子編集が赤ちゃんの脳に影響し、記憶力や認知能力を向上させている可能性があるというのだ。

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画像は「Daily Mail」より引用

 昨年11月、当時中国・南方科技大学に所属していた賀氏は、受精卵の段階で遺伝子編集を受けた双子の赤ちゃん「ルル(露露)」と「ナナ(娜娜)」を世界で初めて誕生させたと発表、世界中に大きなショックを与えた。トカナでもすでにお伝えしているが、賀氏は中国政府の規制を無視した上、ばく大な私財を投じて研究を行っていたことが判明している。現在は中国当局の厳しい監視下に置かれており、今後厳罰に処される可能性があるという。

 賀氏は「HIVに感染しないようにすること」を目的に、CRISPR-Cas9を使って「CCR5」というタンパク質をコードする遺伝子をHIVに感染しないように改変したと説明している。HIVは免疫細胞に感染するのだが、その最初の段階で細胞膜に存在するCCR5を標的にする。だが、先天的にCCR5の遺伝子に変異(CCR5-Δ32)を持つ人々が存在し、彼らはHIVに耐性を持つことが知られている。賀氏は受精卵のCCR5遺伝子を操作してこの変異を人為的に作り出し、結果生まれたのがルルとナナである。

 今月21日、CCR5-Δ32に新たな機能が存在するという論文が学術誌「Cell」に掲載された。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校などの研究によると、この変異を持つ人々は脳卒中からの運動能力回復が早く、認知機能の低下も少ないというのだ。さらに、CCR5を遮断する薬剤に脳卒中後の脳の損傷回復を助ける効果があることが判明したのである。

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画像は「Cell」より引用

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