滝に打たれながら秘めた劣情をシャウトする伝統行事
奇習! 滝に打たれながら秘めた劣情をシャウトする村人たち…! 西日本に実在した伝統的カミングアウト行事
【日本奇習紀行シリーズ 西日本】

最近ではSNSをはじめ、インターネット上での交流も盛んになったことで、それまでマイノリティとされていた性的志向を持つ者同士が、比較的容易に出会えるようになりつつあるが、そうした文明の利器がなかった時代には、なんとも奇妙な形で、そうしたマッチングが行われていたようだ。
「まあね、日頃はなかなか口にできないようなことでも、ああいう行事としてならば、みんなちゃんと言えるっていうか。そういう意味じゃ、いまだに続いていたって別におかしくない風習だと思うんだけどな」
かつて西日本のとある地域で行われていたという、“正月の行事”についてそう語るのは、現在は当地から遠く離れた東京の長男宅に身を寄せ、余生を過ごしているという吉良健蔵さん(仮名・74)。吉良さんの話によると、かつて当地には、年明けと共に、自身の“あらぬ劣情”を、カミングアウトする習慣が存在していたのだという。
「まあ、言ってしまえばね、正月三が日が終わってすぐの頃に、みんな、村はずれにある滝に集まるの。それで、行者さんみたいに、冷たい水に打たれながらね、“己の煩悩を捨て去る”という意味で、日頃はめったに口にしないような秘密の願望を、村の人間全員が見ている前で叫ぶという儀式があってね。もちろん、恨みを持っている誰かを殺したいとか、ろくすっぽ働かずに金だけ欲しいとかっていうのもあるんだけれども、その中にはね、どこそこの女房と寝たいとか、あそこの旦那さんの子供を孕みたいとかっていうことを口走るやつがいるわけ」
その土地土地によって多少の差異こそあれど、一般的に正月の三が日明けというのは、全国的にかなり寒い季節。そんな時期に、村人全員が滝に打たれるというだけで、現代の我々からすれば、奇習であるとしか言いようのない内容であるが、挙げ句、その際に自身の心の奥底に秘めた劣情を全力で“シャウト”するというのだから、なんとも驚くべき話だ。
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