殺人犯は未来人だった!? 超絶優秀な殺人犯から獄中で覚醒した死刑囚まで…死刑囚取材人・片岡健インタビュー！

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■新井浩文が犯罪を犯した理由

——俳優の新井浩文が派遣型マッサージ店の女性を性的暴行した事件についてはどう思われますか？

片岡　思うんですけれど。男が独身でいるのは良くない。結婚していたら家に女性を呼ばないですよね。１人で酒のんでふらついていた状態で呼ぶのは危ないと思いますよ。やっぱり犯罪を犯す人って孤独な人が多いですよね。

——殺人者には、独身者が多いでしょうか？

片岡　独身者が多いんじゃないですか。独身じゃなくても孤立しているとか。奥さんがヒステリックで誰にも相談できないとそうなりますよね。

　あとは、乱れた生活は良くないですね。不規則な生活をして酒を飲んだり、1人でいたりすると犯罪に巻き込まれやすくなるので。彼も家に１人でいたわけですよね。元TOKIO ・山口達也も家で飲んでいて女子高生に強制わいせつを行ったんですよね。

——山口も離婚して元嫁と子供と離れて生活していたので、孤独が引き起こしているような気がしますよね。

片岡　だから「自分はやるもんだ」と思って男は気をつけておかないといけない。

■知的障害者が殺人を起こす!?

——寂しいと犯罪を犯しやすい。それは男の人に当てはまるのでしょうか。

片岡　犯罪に巻き込まれやすい女性はヒステリックな人が多いですね。そこで男がてんぱっちゃって追い詰められて、犯罪を犯してしまうんです。

——本書を読むと、高柳和也は殺害した被害者女性の1人から現金を要求されたりブランド品をねだられたり、かなり追い込まれていましたよね。

片岡　被害者の女性は、ヒステリックとは違うかもしれませんが、高柳を確実に追い込んでいましたよね。ヤクザのおじさんがいて、「おじさんに言いつけてやる」と高柳を脅したので。高柳が知的障害者だったので、殺す以外に解決手段が浮かばなかったというのもある。

——もしかして知的障害者による殺人って多いのでしょうか？

片岡　多いですよ。知的障害までいかなくても境界性知能の人ですね。知的障害者と普通の人の間ぐらいの知能です。IQ70～85のあたりが境界性と言われます。

——知能が足りないから善悪の判断ができなかったり、トラブルの解決方法が思い浮かばなかったりするからなんでしょうかね。かろうじて社会生活はできるけれども……ということですか？

片岡　普通に世の中で生きていますよね。発達障害を見極めるのが難しいのと同じで境界性知能を見極めるのも難しいのではないかと思います。

 
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