【第三次世界大戦】ロシアと中国はどんどん「地下施設」を造っていると判明! 核戦争後のための地下開発競争の実態とは!?
■中国「シーレーンをにらむ地下潜水艦基地」
さらに近年存在感を増しつつある中国においても、類似した施設は確認されている。
南シナ海北部の海南島の南端、楡林海軍基地に設けられた地下潜水艦基地は、明確な攻撃能力を保持するシェルターだ。
中国人民解放軍の094型潜水艦は、12基の弾道ミサイルを搭載する最新の原子力潜水艦である。この潜水艦が、基地から数百キロ離れた海上で活動している様子が、衛星写真によって確認されたのだ。
人口約50万人が暮らす三亜市に接する基地には、最大20隻の潜水艦が姿を隠すことが出来る地下構造が併設されているという。隣接するLongpo海軍基地には、船体の残留磁気を低減するための消磁施設なども用意され、アジアのシーレーンへ足を伸ばす出撃拠点として成長しつつある。
軍事雑誌のアナリストは、基地が「遠征と防衛作戦」のために使われるもので、今後「無視するのは難しい」との懸念を付け加えた。
■油断できぬ強国
これらの事実から見えてくるのは、ロシアと中国という強大な国家が半ば空想上のものとも感じられる核戦争に備え、着実に準備を進めているという実情だ。
両国はしばしば経済的・政治的な苦境に直面し、その勢いには陰りも見えるが、決して侮ってはいけない相手であることは変わりない。
※参考:「Mysterious Universe」、「Telegraph」ほか
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