タコとイカの進化が想像以上に奇妙なことが発覚! 自分でDNA編集して身体改造“タコ・イカ宇宙人説”はガチだった!?

■RNA編集で高い知能も獲得
“昨日とは違う自分”を常に体験するのがいったいどんなことなのかなど知りようがないが、自分が望む通りの変化であるとすれば、始終ポジティブな姿勢でいられるのかもしれない。少なくともタコはうつ病に罹ることはないだろう。
驚かされるのはタコばかりではない。2015年の研究では、一般的なイカがその神経系のRNAの60パーセント以上を自ら編集していることを発見している。これらの編集によって脳の生理機能を本質的に変化させ、海の中のさまざまな温度変化にスムーズに適応できる能力を獲得しているという。暑さ寒さに対処する生物学的“衣替え”が素早く行われているのだ。
このRNA編集能力は軟体動物に共通しているわけではなく、貝や腹足類、アメフラシなどにはこの能力はないことから、タコやイカなど一部の頭足動物に特有の能力になるということだ。
そしてこのRNA編集能力は脳を発達させ、彼らに優れた知能をもたらしているという。
確かに、タコやコウイカなどの頭足類はきわめて知能が高い。タコが道具を使った例もあれば、世界中では魅力的なタコの“脱出アーティスト”ぶりを物語る話がいくつもあり、ニュージーランドの水族館のタコは来場客の写真を撮ることを習得したということだ。こうしたタコの知能の高さの秘密はRNA編集能力にあるというのである。

常に身体を変化させる優れた適応力を持ち、加えてきわめて高い知能を持つスーパーな存在がタコやイカなのだが、うまい話には裏があるということなのだろうか、このアドバンテージを得るために手放したものがあるという。それは種としての進化である。
その姿を見れば明らかであるように、タコやイカはその知能の高さからは不釣合いであるほどにボディは“原始的”である。これはRNA編集能力と引き換えに、遺伝子変異によるオーソドックスな進化をある程度諦めたことによるということだ。我々人間を含む一般的な生物とは“別の道”を選んだのがタコやイカなのである。
トカナでは何度も報じているが、2015年8月に学術誌「ネイチャー」上で発表された研究では、タコの遺伝情報が極めて複雑だということが分かり、研究者は「(タコは)まるでエイリアンのようだ」と、驚嘆の声をあげていた。生物学的に見てもタコほど奇妙な生物は存在しないのだ。さらに昨年には、全世界33人の研究者らによる共同研究により、やはりタコの祖先は地球外から飛来した可能性が高いことが明らかになっている。さらに、人類進化のミッシングリンクには、宇宙人によるDNA編集が不可欠であることはトカナ読者ならば全員ご存知だと思うが、その能力を自ら備えているタコが宇宙由来でないはずがないではないか! そんな彼らが遺伝子変異によるオーソドックスな進化をある程度諦めたのには深い理由があるはずだ。我々オカルトとしては、できるだけ早く、タコやイカ本人との意思相通をはかれるようにし、彼らの歴史や考えについて理解を深めていきたい。はるか先の未来には人類に代わってタコが地球上で生物進化のトップとして堂々君臨しているかもしれないのだから…!?
参考:「Science Alert」ほか
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