世界一静かな謎の拷問 「ザ・ハム」― “低周波”超常現象は霊の仕業か、陰謀か?

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 拷問。その昔、事件の被疑者に自白を促すためにとられていた手法で(中には寝室の真下に拷問部屋を作り、子守歌代わりに聞こえてくる叫び声を楽しんでいたという者もいた。が、それはまた別の話だ)、日本でも戦国から江戸時代初期に渡り行われていた「石抱」や「三角木馬」が有名だろう。現在ではその残虐さゆえに違法としている国がほとんどだが、法の穴をかいくぐり実行している組織は少なくないとされる。そのため最近は外傷が残らないような拷問、いわゆる「静かな拷問」が主流となっている。

 人間はこういう事に関してはとてもクリエイティブで、たとえば「学校の掃除用具入れロッカーのような、狭く身動きが取れない場所に自白するまで立たせておく」とか、「全面を白一色で統一された部屋に放置する」とか、「額に水滴が一滴一滴、絶え間なく落ちる場所にカラダを固定して放置する」とか、「手足を拘束して、耳に固定したイヤホンから同じ曲を爆音で再生させ続ける」とかいろいろなメソッドを生み出している。いずれも肉体的苦痛ではなく、「精神的ストレスを継続的に与え続けること」で被害者の精神を破壊させるものだ。

 今挙げたもののいくつかは、いわゆる「都市伝説」の類かもしれない。だがその状況に自分が置かれていることを想像するだけで、確かに耐え難いような、逃げ出したいような、カラダがムズムズするような落ち着かない気分になってくる。当然それらが「都市伝説」なのかどうか身をもって調べてみる気にはならないが。

「ザ・ハム(The Hum)」という摩訶不思議な現象も、そうした拷問に近いものと言えるかもしれない。他者から具体的に何かをされているわけではない。だがそれは確実に被害者にストレスを与え、精神を破壊し、場合によっては自殺に追い込むのだから。

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