「負傷兵を冷凍保存」「魚のスパイ」クマムシを応用… DARPAの最新研究がますますヤバい! 超潤沢予算でSFが次々現実に!
2019.04.03 10:00
先進的でユニークな研究を行っていることで知られる米国防高等研究計画局(DARPA)の研究がまたしても話題になっている。一つは負傷兵の冷凍保存、もう一つは魚のスパイ化である。
■負傷兵を冷凍保存
今月1日付の米「ニューズウィーク」によると、DARPAは病気や負傷した兵士を凍結させる「バイオスタシスプログラム」を推し進めている。長期的な冷凍保存ではなく、負傷してから治療を受けるまでの時間を延長することを目指すもので、生物学的な代謝プロセスを一時的に停止させて救命率を上げることが目的である。このプログラムには1480万ドルもの資金が提供されているという。
研究者たちがこのプログラムを進める上で注目しているのがクマムシという生物である。クマムシは極度の高温、低温、乾燥といった状態に置かれると乾眠と呼ばれる休止状態になるが、水を与えると元どおり動き回ることができる。乾眠の状態では放射能や真空状態でも耐えることができるといい、そのメカニズムがこの数年大きな注目を集めているのだ。
バイオスタシスプログラムでは、乾眠状態の細胞や組織を守るタンパク質に着目し、人体の冷凍保存に応用できないか研究を進めている。
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