日本のホームレスはなぜ、こじき(物ごい行為)をしないのか? 自ら体験&取材した結果わかったことがヤバイ<村田らむ>

ーールポライター村田らむが寄稿!

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西成で撮影(村田らむ)

 まれに、「日本のホームレスはなぜ、こじき(物ごい行為)をしないのか?」と問われることがある。実は『こじきは儲かる』と考えている人は多い。

『こじきは三日やったらやめられない』

 ということわざもあるし、シャーロック・ホームズの短編『唇のねじれた男』の登場人物ヒュー・ブーンは身体障害者のフリをして実入りのよいこじきを続けていた。

 ただ、ことわざができたのはずいぶん昔の話だし、シャーロック・ホームズはイギリスが舞台のフィクションだ。実際、今の日本の路上でこじき行為をしても生活できるほどは儲からないのだろうか?

■今の日本でこじき行為は生活できるか、やってみた

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撮影(村田らむ)

 僕はかつて、雑誌の調査企画で路上でこじき行為をしたことがある。人通りの多い公園内や、幹線道路沿いなどに座り、目の前に空き缶を置いた。

 ただただ座っているだけなのだが、羞恥心や恐怖心がわき、かなりつらかった。当時三十歳前後だったので、こじき行為をするには若すぎるかな、とも思った。

 だが、しばらくすると道行くサラリーマンやOLが、小銭をチャリンチャリンと空き缶の中に入れてくれた。声をかけてくる人は少なく、スッとお金を入れると去っていく人が多かった。中には1000円札を入れてくれる人もいる。若い人や、老人の中にもお金を入れてくれる人はいて、6時間座っただけで3000円以上の収入を得ることができた

 時給換算すると、空き缶集めなどの廃品回収業よりも儲かるかもしれない。たとえ儲からないとしても、かたや歩き通しで空き缶を回収する作業と、ただ座っているだけの作業では、体にかかる負担は雲泥の差だ。

 また、こじき行為をしていると、お金以外のモノをいただくこともあった。

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