時が早く流れすぎだと感じる大人たちに朗報!「時間を劇的にゆっくりにする方法」を学者が伝授!
時間経験を遅らせる2つの方法をテイラー氏が紹介している。
1つは、新しい環境や経験に触れること。一度も行ったことがない場所に旅行してみたり、新しいことにチャレンジしてみたり、知らない人に会ってみたりすることで、脳に新しい情報を与えるのだ。たとえば、海外旅行に行ったときは、馴染みのあるものが少ないから、普段よりも周囲の物ごとに気を配るようになるものだ。
だが、より有効な方法があるとテイラー氏は言う。それは仏教のサティ(念)に由来する「マインドフルネス」だという。マインドフルネスとは「いま・ここ」の経験に全意識を集中することだ。
たとえばシャワーを浴びるとき、心に浮かんでくるよしなしごとに意識を任せるのではなく、水が皮膚にあたる感覚に集中するのだ。また、皿を洗うときにも音楽をかけて気を紛らわせるのではなく、今行っている皿洗いに全精神を傾けるのだ。この方法であればどこかに出掛ける必要もなく、全ての経験を馴染みのないものとして捉えることができるだろう。
我々は自分の行為に気付いていないことがほとんどである。だいたいの行為は自動に行われてしまっている。たとえば歩くために考える必要はほぼない。脳が勝手に歩かせてくれるからだ。
自動化されてしまった身体を自覚的に解体していくことがマインドフルネスの目的のひとつである。加速していく時間にブレーキをかけることは「いま・ここ」からできる。興味のある読者は試してみてはいかがだろうか。
参考:「Science Alert」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊時が早く流れすぎだと感じる大人たちに朗報!「時間を劇的にゆっくりにする方法」を学者が伝授!のページです。加齢、脳、海外旅行、時間、心理、マインドフルネス、情報、精神などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで