ノストラダムスは“ゼロ時間世界”にアクセス透視していた! 「1999年の詩」正しく解読してわかった救世主再臨の超真相とは!?

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画像は「Getty Images」より引用

 さて、前回、「アンゴルモアの大王」(アングーモワの大王)とは、ノストラダムスと同時代人だったフランソワ1世(在位:1515~1547年)のことだと述べた。

 また、「恐怖の大王」はイエス・キリストであるとも述べた。

※ 「1999年人類滅亡説」の間違いを正した前編はコチラ!

 ノストラダムスは「アンゴルモアの大王」と「恐怖の大王」に同じ「grand Roy(偉大な王)」という言葉を当てはめた。ある意味、フランソワ1世とイエスを同列に置いているとも言える。それだけフランス国王を畏怖していた証拠だ。すると、ノストラダムスにとって、フランソワ1世の治世は「偉大なる統治(ガバナンス)」の象徴だったのではないか。

 以上を踏まえると、1999年の詩は、次のような解釈(カッコ内)になりはしないか。

一九九九の年、七の月
空から恐怖の大王が降ってくるだろう(空からイエス・キリストが降ってくるだろう)
アンゴルモアの大王を復活させるために(フランソワ1世を復活させるために)
その前後の期間、マルスは幸福の名のもとに支配するだろう
(詩百篇 第10巻72番 カッコ以外は五島勉氏訳)

 3行目は、当時のフランス人の目線に立って、「フランソワ1世が統治した偉大なる時代」とか「フランソワ1世によって行われた偉大なる善政」を意味していると思えば、より分かりやすくなる。それを復活させるために、イエスが1999年に降臨すると予言したものなのだ。

 これは同時代の君主に対する過剰な賛辞であり、権力者への媚びとも受け取れる。

 ノストラダムスはフランソワ1世の息子アンリ2世とその王妃カトリーヌ・ド・メディシスと懇意だったことから、フランソワ1世への過大なヨイショの詩を詠んだとしても何ら不思議ではない。

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