ノストラダムスは“ゼロ時間世界”にアクセス透視していた! 「1999年の詩」正しく解読してわかった救世主再臨の超真相とは!?

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画像は「Getty Images」より引用

■ノストラダムスが“見た”のはイエスが「産まれる」光景だった

 さて、筆者なりに1999年の詩」を解読してみたわけだが、当然ながら、この「山田説」に対して、次のような疑問を呈する人もいよう。

「だが、1999年に実際にイエスの再臨など無かったから、結局はハズレではないか?」と。

 本当にそうだろうか? 実は、ここが大きなポイントである。

 私の見るところ、ノストラダムスはそもそもこの詩で「イエスの再臨」と直接的な表現を避けた。「再臨」というと、英語でthe advent又はthe Second Comingであるが、彼はそういう表現は使っていない。単に、「空から恐怖の大王(イエス)が降ってくる」と記しているだけである。あえて「再臨」という言葉を使わなかったのだ。

 それはなぜか? 彼が透視した光景が「再臨」でも何でもなかったからだと考える。

 キリスト教では、約2000年前にイエスが昇天していったその時の肉体のままで再び現れるという解釈を取っている。これがキリスト教圏でいう「再臨」なのである。

 私はこれについて拙著神々のアジェンダでも批判した。そんな馬鹿な話があるわけがない、と。これは、要するに、キリスト教が宗教会議によって輪廻転生説を公式に否定したから、こういう奇妙な解釈を取らざるをえなくなってしまったのだろう。

 イエスは、約2000年前の過去生がそうであったように、今生においても、やはり赤子としてこの世に産まれてくるというのが、あくまで私の立場である。

 ノストラダムスは、予言が神から来るという意味のことを記している。おそらく、彼は非常に深い瞑想状態へと没入することで、時間と空間を超越した次元に意識を飛ばすことができたのだろう。つまり、「ゼロ時間世界」にアクセスして未来を透視していた。

 実は、ノストラダムスの祖父は、スペインから南フランスに移住してきたスファラディ系ユダヤ人である。この集団は、いわばユダヤの保守本流。

 そして、深い瞑想によって預言状態に陥るというのは、ユダヤ教の秘術の一つ。そもそもユダヤ教の始祖エズラからして、そういう修行をしたとして知られる。

 だから、ノストラダムスがこの種のユダヤの秘儀を受け継いでいても何ら驚きはない。

 私たちのような凡人でも、睡眠中、無意識の内に「ゼロ時間世界」にアクセスして、日常生活における未来を偶然に垣間見ることがある。それがデジャヴの有力な原因になっていると考えられる。ノストラダムスはそれが意図的にできたと思えばよい。

 そして、おそらくは、未来を透視していたノストラダムスには、キリスト教公式の「イエスの再臨」の様子が完全に虚構であることが分かってしまった。しかし、当時、「見たまま」を記すことはできなかった。なにしろ、そんなことを公言すれば、宗教裁判で首が飛びかねない時代である。

 だから、「一九九九の年、七の月、空から恐怖の大王が降ってくるだろう」とだけ記し、はっきりと「再臨」とは記さなかった。

 それを「救世主の再誕生」であることを見抜く努力は、後世にゆだねたのである。

※ 「1999年人類滅亡説」の間違いを正した前編はコチラ!
後編(2日16時に配信予定)では、1999年に日本で救世主が生まれた衝撃情報を暴露!!


(超常分野研究家・山田高明 個人サイト「新世界より」「フリー座」)

ノストラダムスはゼロ時間世界にアクセス透視していた! 「1999年の詩」正しく解読してわかった救世主再臨の超真相とは!?の画像4画像は、『神々の予定表 アジェンダ』より

文=山田高明

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