悪趣味・鬼畜・90年代サブカル議論に最終結論! バカの一方的な批判に打ち勝つための雑誌『バースト・ジェネレーション』
去る5月20日、阿佐ヶ谷ロフトAにて、『バースト・ジェネレーション』(東京キララ社)主催による「90年代サブカル最高会議」なるトークイベントが緊急開催された。
『バースト・ジェネレーション』とは、日本の90年代を疾走した雑誌『BURST』の血統を継ぐビジュアル単行本として、身体改造ジャーナリストとして知られるケロッピー前田が責任編集を務めて立ち上げたものだ。その背景には、令和の到来とともに、平成という時代のカルチャーが、いまの時代感覚で整理整頓されようとしていることがあるという。そこでは特に、悪趣味、鬼畜、世紀末など、「90年代サブカル」と総称されるような一連の表現物や社会現象が問題とされてきた。
「90年代サブカル最高会議」においては、『90年代サブカルの呪い』(コア新書)の著者・ロマン優光、『バースト・ジェネレーション』創刊号のカバーガールである姫乃たま、そして、釣崎清隆、石丸元章、福田光睦ら、BURST軍団が勢ぞろいした。そのイベントの白熱のレポートは、今年9月発売が決定した『バースト・ジェネレーション』第2号にて公開される。
ここでは【予習編】に引き続き、イベントの司会進行を務めるケロッピー前田に議論のポイントなる90年代サブカルについて聞いてみた。(聞き手:辻陽介[ウェブマガジン『Hagazine』 編集長])
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辻「ケロッピー前田さんに聞く、90年代サブカルということで、前編に引き続き、後編をお送りします。5月20日開催の『90年代サブカル最高会議』にご参加された方もいらっしゃるので、復習編ということでお楽しみください」
ケロッピー「95年の『危ない1号』が成功したことから、鬼畜、悪趣味、世紀末といった90年代サブカルがひとつの社会現象になっていくんだよね」
辻「同時に90年代後半になると、ネットが急速に普及し始めます」
ケロッピー「そうだね。グロテスク表現はインターネットの中で消費されるものにシフトしていくことになるよね。もともと、メディアの中の世界はもっと遠い世界にあったはずだったのが、ネット時代になると、すごく身近なものになっていく」
辻「そうですね。ネット以前には、どんなことでも情報収集しようと思ったら、雑誌や本、あるいは人伝に頼るしかありませんでしたから」
ケロッピー「あと、90年代にはバックパッカーが流行して、若い世代がもっと気軽に海外に行けるようになったんだよね。実際、『BURST』の読者たちは誌面で紹介された海外のカルチャーを追体験していたでしょう」
辻「そうですね。しかし一方、『危ない1号』初代編集長の青山正明さんは2001年に自殺。村崎百郎さんは2010年に読者を名乗る男に刺殺されました。90年代サブカルを象徴する二人がこの世を去ったことで、ひとつの時代の終焉を迎えることになったように思います」
ケロッピー「惜しいよね。本当に才能のある人たちで、自分たちの活動に命を捧げた人たちだった」
辻「そうですね。村崎百郎さんについては、その遺品の一部が『まぼろし博覧会』の村崎百郎館に展示されています」
ケロッピー「まさに、その村崎百郎館で、姫乃たまちゃんをモデルに『バースト・ジェネレーション』創刊号の表紙撮影をやったんだよ」
辻「そういう意味でも、『バースト・ジェネレーション』は、90年代サブカル議論を意識したものだったんですね」
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2024.10.02 20:00心霊悪趣味・鬼畜・90年代サブカル議論に最終結論! バカの一方的な批判に打ち勝つための雑誌『バースト・ジェネレーション』のページです。サブカル、ケロッピー前田、鬼畜、バースト・ジェネレーション、90年代サブカル、悪趣味、辻陽介などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで