身体改造の第一人者「ケロッピー前田」ってクレイジーな人なの? 性器改造大会に参加、海外で縄文タトゥー展、ボディサスペンション実践…

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クレイジーカルチャー紀行』(KADOKAWA)

※ケロッピー前田 過去のインタビュー
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■ネス湖を目指した少年時代

——ケロッピー前田さんの新著『クレイジーカルチャー紀行』について、まずその前半は、TBS『クレイジージャーニー』で放送された取材旅の全貌を明らかにするというものでした。特に反響の大きかったボディサスペンションの旅はDVDになっていますから、それと合わせて読むとますますよくわかりますね。そして、本書の後半はケロッピーさんの個人史に即した内容になっています。それはまさに「ケロッピー前田の誕生秘話」というべき内容です。あらためて少年時代のエピソードなどを読み「なんだ、ケロッピーさんは子供の頃からクレイジーだったのか」と思い知らされました(笑)

ケロッピー わかりやすく言えば、子供のままみたいなもんですよ。ずっと好きなことしかやってないような人生だから。でも、うちの父親は、大手映画会社から独立して、フリーで広告の仕事をやっていた業界人でした。僕は子供の頃から背が高かったから、小学6年生くらいから大学生に混ざって、父親の仕事の手伝いのバイトをしていました。そんな経験もあったから、子供の頃から個人的に興味がある対象について、勝手に調べものをするのが好きでしたね。

——そうだとしても僕が感銘を受けたのは、ケロッピーさんが初期衝動からまったくブレてないってところなんです。それこそネッシーを見たくてネス湖を目指したときから現在に至るまで、ずっと世界一の人物や現場を追い続けている。

ケロッピー 結果的にはそうなってますね。でも実際は僕自身、少年時代にネス湖を目指したことなんて、ずっと忘れてたんです。本にも書いたけど、あるきっかけで自分がオカルト少年だったことを思い出して、そこから70年代のオカルトを調べ直して、そのテーマで新書を一冊書くことになった(『今を生き抜くための70年代オカルト』光文社新書)。で、いま、僕は「カウンターカルチャーを追う男」と呼ばれていますが、そのはじまりはやっぱりオカルト少年時代にあるんです。いわば、オカルトを通じて、「学校で教えていることだけが真実じゃない」ということに気がついたんだと思います。

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