【川崎殺傷事件】岩崎隆一は祖母から“劣等洗脳”されていた? 「ダメな子であるように…」差別行為と岩崎家の闇とは!?
カリタス小に通う児童ら19名が死傷した〝川崎殺傷事件〟から1週間が経過した。凶行に走った岩崎隆一容疑者(51)が、自ら首を刺して死亡。動機については、依然として謎が多く残されている。そんななか、浮上しているのが、これまでノーマークだった〝ラスボス祖母説〟だ。
岩崎容疑者の両親は幼少期に離婚。どちらにも引き取られることはなく、岩崎容疑者は父親の兄に当たる伯父と伯母の夫婦に預けられた。社会部記者によると「両親に捨てられたような形。容疑者を引き取るように進言したのは、伯父の母、つまり岩崎容疑者の祖母だった」という。
一部報道でもあるように、祖母はしつけに厳しい性格で、岩崎家に嫁いだ伯母も「祖母が最寄り駅に着いたら、すぐに迎えに行き、荷物を持たなければならなかった。良くも悪くも、祖母は昔気質の人で〝血の繋がり〟を重視していた。外から入ってきた伯母は身分が下。はたから見て『(伯母は)よくやってるなぁ』という感じだった」(近隣住民)という。
岩崎容疑者は、この家の長男、長女(岩崎容疑者にとっては従兄妹に当たる)と3人で幼少期の多くを過ごした。近隣でも仲良く3人で遊ぶ姿が目撃されていたが、進学先には露骨な差をつけられた。長男、長女が私立のカリタス小だったのに対し、同容疑者は地元の公立校。上の2人が高校進学から就職まで比較的順調に進むなか、岩崎容疑者は義務教育後に放り出され、高校進学すらさせてもらえなかったという。
「野球をやりたいのにグローブを買ってもらえなかったり、長男・長女が床屋で〝坊ちゃん刈り〟にしてもらっているのに、岩崎容疑者は丸刈りだったり…。長男のミスなのに、祖母が大勢の前で岩崎容疑者を叱りつける場面も何度もあった」(同)
祖母がけしかけた差別行為が同容疑者の心を蝕んだのか…。異様なのは岩崎容疑者の卒業文集だ。5年生の時の林間学校の思い出について「同級生に石をぶつけて、五年になって最初におこられた」と誇らしげに書いたかと思えば、「六年間の反省・思い出」というページには、自分の似顔絵とともに「とおりかかった人にわるぐちをいってにげたりしました。四年生のころはしっぱいをした人のことをわらったりしました」と記した。
「小学生時代のアダ名はよく屁をこくから『へっこき』。そう呼ばれても、本人はヘラヘラしていた。いたずらっ子というより、何を考えているかわからない感じ。担任の先生もどうしていいかわからないようでした」(同)
文集には「生まれかわるとしたら」という項目もあり、岩崎容疑者は「大金持ち」と回答。将来なりたい職業は「動物園の飼育係」だった。
捜査関係者は「長男と長女が際立つように、祖母から『ダメな子』であるようしつけられていたフシがある。容疑者はパソコン、携帯も持たず、行きつけの店もなし。ここまで社会と接点がない人物も珍しい」と頭を抱える。闇は想像以上に深い――。
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