太陽に“食われる”前に「地球の軌道を変える方法」を科学者が考案中と発覚! 人類滅亡を回避する3つの方法とは?
太陽は膨張し続けており、およそ50億年後に寿命を迎え、76億年後には地球を飲み込むほど巨大に膨張すると考えられている。この運命から地球を救うにはどうしたらよいのか? この難題に対し、英グラスゴー大学の宇宙工学者マッテオ・セリオッティ氏は、地球の軌道を動かすという大胆な提案を行っている。
■地球を動かす3つの方法
地球の軌道を動かして、太陽から遠ざける――。例えば現在の軌道より1.5倍広げて、火星の軌道と同じぐらいまで移動させれば、破滅の運命を先送りできるだろう。途方もない難題に思えるが、セリオッティ氏は現在の技術をベースにしていずれ可能になりそうな方法をいくつか考案しており、英「Express」(6月14日付)にそのアイデアを披露している。
(1)地球のそばを通り過ぎる小惑星を使う
小惑星の進路を人為的に変更させ、その引力を使って地球を飛ばすというのである。飛来した小惑星をイオンビームで打つ、ロケットを送り込んで軌道を変更させる、表面を爆発させるなどの方法で進路を変更させ、その引力で地球の軌道を太陽から遠ざけようというのである。
(2)巨大な帆を立てて地球を動かす
太陽からの光で推進力を得るソーラーセイルを使い、地球を動かそうというものである。この場合、地球の直径より数倍大きなソーラーセイルが必要になり、宇宙空間に構造物を建設する高度な技術力が必要となる。
(3)太陽光発電による強力なレーザーを使う
巨大で強力な太陽光発電所を作り、その電力でレーザーを宇宙に向かって打ち、その力で地球を動かす。
ポイントは太陽光の有効活用だといい、地球の質量を推進力に変換することなく、いかに太陽から効率的にエネルギーを得るかが重要だとセリオッティ氏は指摘する。これらのアイデアは基本的な物理学を基礎としており、今後どのような技術が出てきたとしてもたたき台になりうる方法だということだ。
地球の軌道を移すというアイデアは突拍子もなく、実現不可能なものにも聞こえるが、エイリアンはすでに恒星を自分の星の近くに移動させる技術を持っているともいわれる。地球どころか太陽を動かす術があるというなら、数億年、数十億年後には人類の科学技術もその域に達しているかもしれない。未来の人類には、ぜひがんぱってこの途方もないプロジェクトを成功させてほしいものだ。
参考:「Express」、ほか
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