もうすぐ北朝鮮で白頭山噴火→南海トラフ巨大地震と富士山噴火の連鎖が迫っている! 過去データで恐怖の事実発覚!
現在、北朝鮮の最高峰かつ「聖山」とされる白頭山(はくとうさん)で、火山性地震活動の活発化など噴火の兆候がみられる。この火山が大噴火すると火山灰が日本まで到達するなどの深刻な影響があるといわれるが、それだけではない。過去を紐解くと、なんと白頭山の噴火前後に日本でも火山が噴火したり、南海トラフ巨大地震が起きた例もあるのだ。いよいよか、との感も否めないが、今回は過去の地震・噴火データに基づき北朝鮮―日本という大災害連鎖の可能性について考えたい。
■白頭山にガチ噴火の兆候!
白頭山は、北朝鮮と中国の国境地帯に位置する標高2744mの火山である。朝鮮語では「ペクトゥサン」(別名「長白山」)と発音され、古来より周囲に暮らす民族から崇拝されてきた。10世紀には過去2千年間で最大級の巨大噴火を起こしたが、火山灰が日本の東北地方にまで降りそそいだほど、活動期に入った白頭山は恐ろしい存在だ。
その白頭山が現在、不穏な動きを見せている。5月29日の国際学術大会に出席した北朝鮮地震庁の担当者が、この3年間のうちに周辺で10回の地震が発生するなど、地下の地質動向が尋常でないことを明らかにしたのだ。この学会に英国代表として出席したバークベック・カレッジ地球惑星科学部のジェームス・ハモンド教授によると、白頭山では2002~2005年にかけて計3千回もの地震が起きていたものが、直近3年間では10回に減っており、これが噴火の兆候ではないかと懸念されるという。また、韓国・浦項(ポハン)工大環境工学科のイ・ユンス教授は、北朝鮮では調査のための設備や人材が不足しているため、南北共同での研究など国際協力が必要だと強調した。
■北朝鮮の核実験も影響か!?
北朝鮮は10年以上前から地下核実験を繰り返してきたが、その後、核実験が白頭山の火山活動に与える影響を懸念する声が科学者たちの間で上がりはじめた。2017年、米国のシンクタンクであるランド研究所の上級アナリスト、ブルース・ベネット氏は「北朝鮮が核実験を行うと、その規模によっては白頭山の噴火につながる可能性がある」と警鐘を鳴らしている。
しかし実際のところ、北朝鮮が世界から孤立しているため、世界の科学者たちは白頭山の活動に関して十分な情報と科学的知見が得られていない。地下でマグマがどのような活動状態にあるかなど、ほとんど謎のままなのだ。
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