犬の悲しい顔は“飼い主の同情を誘うため“進化したと判明! アイフルCMはそれだった!!
2019.06.18 18:00
こうした表情筋は目を大きく見せ、より子どもっぽい印象を人間に与えたり、人間のような悲しい表情を作ることができるという。
「犬は表情を作ることで、彼らに対する人間の強い欲求を引き起こします」(カミンスキ氏)
また、人間の前で犬と狼の表情に違いがあるか比較した実験では、犬は人間を見つけると、眉が狼よりも大きく動くことが分かったという。3万年以上にわたる犬の家畜化で、人間に愛されるタイプの犬が選択されてきた結果だとカミンスキ氏は考えているそうだ。
ただ、犬の中でも古い血統に属すとされるシベリアンハスキーには眉を動かす筋肉が存在しないという。
以前トカナでもご紹介したように、犬は生まれた直後から、人間を母親と同じように信頼することが分かっている。
また、犬は飼い主の性格に似てくるという研究も発表されている。家畜化の結果とはいえ、まさに犬は人間に愛されるために進化してきた動物なのだ。
参考:「Science Alert」、「PNAS」、ほか
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