海を漂流して救助された男のビフォーアフターに衝撃、もはや別人! 死にかけた絶望の4日間で“トンデモない変貌”を遂げる!
海での遭難は、たとえ生き残ったとしても、トラウマ的なものが残る経験であるに違いない。ここに、海で遭難しサバイブした人物の生々しい証言が報道された――。
■ボートが転覆し、夜の海を漂流
今年の5月4日、60歳のシンガポール人でダイビングインストラクターを務めるジョン・ロー氏は、ボートで、1人のんびりとダイビング旅行を楽しんでいた。
シンガポール最大の新聞「The Straits Times」によると、ダイビングの最中にロー氏のボートはマレーシアのティオマン島近くで、強い波に襲われて転覆。その瞬間、とっさにロー氏はバックパックと円形のブイをつかんだ。
ボートは沈み、海に一人取り残されたロー氏だが、当初は岸まで泳ぎきれると考えていたという。しかし強い波と沖へと流れる海流のため、岸まで泳ぎつくことは無理だとわかった。
その夜10時ごろ、先ほどまで見えていた海岸が見えなくなり、近くにボートも見当たらず、ロー氏はパニックに陥った。
そのまま海上を漂いながら夜を過ごし、漂流2日目が近づくにつれ、早くも手足が弱ってきたという。しかしロー氏は、家族のために耐えて生き続けなければならないと、自らに強く言い聞かせたと話す。
その後、着ていたTシャツ、ショートパンツや下着は、ロー氏のひどく日焼けした肌をこすり、その痛みに我慢できなかったので、それらを引き剥がすように脱いだという。
ロー氏はこう語った。
「漂流中の最も大きな苦しみは、飲み物や食べ物がないことではありませんでした」
彼にとって一番つらかったのは、肉体的な痛みや漂流ならではの精神的拷問であったという。
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