10人に1人が臨死体験を経験していると研究で新判明! 16の質問“グレイソン臨死体験スケール”に答えてみよう!
調査の結果、1034人のうち289人が「臨死体験の経験がある」と答えたものの、「研究に値する」と判定されたのはうち106人だった。臨死体験経験者のうち約55%が臨死体験を命の危機と認識していたが、不思議なことに、53%はそれを心地よい経験だったと答えていたという。分析の結果、年齢や性別、居住地や仕事といった要素は臨死体験の経験率とは関係がなかったが、レム睡眠障害がある人々はそうでない人々に比べて臨死体験を経験している確率が高いことがわかった。
レム睡眠障害とは夢の内容に合わせて寝ている体が動いてしまうような睡眠障害だ。寝言や手足の動きだけでなく、時には起き上がって部屋の中を走り回ったり隣で寝ている人の首を絞めたりすることもあるという。レム睡眠時の夢はより鮮やかで現実的で、以前より臨死体験との関係が指摘されていた。研究をまとめた論文はまだ査読を受けていないが、論文投稿サーバー「bioRxiv」に投稿されており、誰でも読むことができる。
一部で言われるように、臨死体験とは死の恐怖を紛らわせるための、レム睡眠時のような鮮やかな夢に過ぎないのだろうか? また、そのメカニズムが明らかになれば、命の危機なしに臨死体験を体験できるようになるのだろうか? 臨死体験をめぐる謎が少しずつ解かれ始めている。
参考:「Mysterious Universe」「EurekAlert!」「bioRxiv」ほか
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2024.10.02 20:00心霊10人に1人が臨死体験を経験していると研究で新判明! 16の質問“グレイソン臨死体験スケール”に答えてみよう!のページです。臨死体験、最新研究、グレイソン臨死体験スケール、レム睡眠障害などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで