米軍、UFOを目撃するための赤外線センサー”IRSTs”を導入へ! 中尉も証言「正体不明の謎の飛行物体が…」

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コックピットの前にせり出しているのがIRSTs。画像は「The Drive」より引用

 米軍パイロットがUFOらしき謎の飛行物体と遭遇していることは古くから知られていたが、最近は実情を“暴露”するパイロットが立て続けに現れている。

 たとえば、5月26日付の「The New York Times」は、スーパーホーネットのパイロットであるライアン・グレイブズ中尉の証言を報じた。

 グレイブズ中尉は10年間の海軍勤務中、2014年夏から2015年3月にかけて2回も説明不可能な物体を目撃したという。それらに「エンジンはなく、赤外線でも排気煙を捉えることができなかった」にもかかわらず、上空3万フィート(約9000メートル)を超音速で飛行していたという。また、「風に逆らって進んでいた」ため、気球の可能性は低そうだ。

 こうした未確認飛行物体尾(UFO)を検知・追跡にIRSTsの威力は発揮される。

 Rogoway氏によると、レーダーはステルス性の航空機や電波妨害の前では無力であるが、IRSTsはそうした制限がなく航空機を検知することが可能な点で優れているという。また、レーダーは自ら放射波を出さなければならないが、IRSTsは受動的に航空機を検知することができるそうだ。そのため、より“静かに”敵機を追跡することが可能になるという。

 新UFOガイドラインの制定により、ますますパイロットのUFO報告は増えていくことだろう。IRSTsの導入により、その証拠映像を確実に記録することができるようになったことの意義は大きい。今後、パイロットたちが目撃したUFOを我々も見ることができるようになるかもしれない。

参考:「The Drive」、ほか

TOCANA編集部

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