切り身にされても動き回る“ゾンビチキン”が怖すぎる! 食卓から逃げようと… 死の概念を覆す衝撃映像!

 ニワトリの生命力はあなどれない。かつて、アメリカには「首なし鶏マイク」という首を切られてから1年半生存した雄鶏がいた。最近でもタイで首を失ったニワトリが一週間も生き続けた事例が報告されている。

切り身にされても動き回るゾンビチキンが怖すぎる! 食卓から逃げようと… 死の概念を覆す衝撃映像!の画像2
首なし鶏マイク。画像は「Wikipedia」より引用。

 また、世界には“ゾンビビーフ”とでも呼ぶべき、動く牛肉も存在する。

 2017年に中国・広州市で吊るされた牛肉がビクビクとものすごい勢いで動く様子が撮影された。

 こうした肉の痙攣も筋肉の神経がまだ死んでいないために起こるそうだ。

 ちなみに人間でも死後に肉体が動き出すゾンビ現象が報告されている。たとえば、1793年、ギロチンで断頭されたシャルロット・コルデーの顔は処刑後に怒りの表情に変わり、1536年に斬首刑に処されたアン・ブーリンの首は処刑後に何かを話そうとしたと言われている。

 最近では人体の死後も体内で生き残り続ける“ゾンビDNA”なるものが発見され、話題になった。このゾンビDNAはむしろ死後に活動が活発化するという。

 こういった事例や発見を考えると、生と死の境界線は曖昧だということが分かる。

広州市のゾンビビーフ。「YouTube」より引用

 米カリフォルニア生物医学系研究所「ソーク研究所」のサケット・ナブラカ博士らは、死はコンピュータのシャットダウンに似ていると指摘している。コンピュータのシャットダウンが段階的に行われるように、人間や動物の体も血流や呼吸の停止、神経系や細胞の活動停止など徐々に完全な死に向かって進むからだ。

 ところで、体が完全に腐敗し分解されてしまえば、それは完全なる死と言えるだろうか? 意識のレベルまで考えると必ずしもそうとは言えない。たとえば、独マックス・プランク研究所所長のハンス・ペーター・デュル博士が、「肉体は死にますが、精神的な量子場はなくなりません。そういう意味で、我々は不死身なのです」と語っているように、意識は死なない可能性が科学的にもあるからだ。

 ゾンビとは「生ける死体」のことだが、意識が死なないとすれば、我々は肉体の死後、はからずともゾンビ化するとも言えるだろう。生ける死体はさほど奇妙な存在ではないのかもしれない。

 

参考:「Daily Star」、ほか

TOCANA編集部

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