陰陽師・安倍晴明ゆかりの「晴明神社」に村田らむが行ってみた! 五芒星、式神、九字、呪符…陰陽師アイテムが超カッコいい!
安倍晴明は平安時代の陰陽師だ。
陰陽師と言えば、いつの世にも中二病的な人たちの気持ちをくすぐり続ける職業ナンバー1である。
そもそも陰陽師とは、中国発祥の陰陽五行思想に基づいて占いをする国家公務員みたいなものだ。ただし、安倍晴明は超能力者としても有名で
『葉に呪文を唱えた後、その葉をカエルに向けて投げると、草の葉はカエルに覆いかぶさってカエルを潰した』
『十二神将という式神を自由自在に使って様々な、お茶をいれたり、洗濯をしたりできた』
『一条戻り橋にて殺された父親を、同じく一条戻り橋にて蘇生させた』
となかなかにすごい逸話が揃っている。
五芒星(星型のマーク)、式神、九字(臨兵闘者皆陣列在前)、呪符、人形……と一つ一つのグッズもカッコいい。
そしてライバルとして蘆屋道満という陰陽師もいる。シャーロック・ホームズにはジェームズ・モリアーティという敵ライバルキャラがいてワクワクさせるが、そのはるか昔にそんな燃える設定を生み出しているのだからすごい。
安倍晴明は昔からとても人気が高かったようだ。
今回紹介する本命の施設に行く前に、『京都市考古資料館』に足を運んだ。
財団法人京都市埋蔵文化財研究所がその成果を展示公開する施設だ。京都の、先土器時代、平安時代、安土桃山時代、と時代別の考古資料が展示してある。
様々な展示物の中でも『墨書人面土器』というシリーズが面白かった。奈良時代には、素焼きの時に墨で顔を書く風習があったそうだ。いかにも落書きという感じの絵が、仰々しく展示されている。
文化財として展示されている物は『できの良い作品』が多いけど、もちろん下手な人はその何百倍もいたわけだ。しかしなかなか下手くそな作品は見る機会がない。
こうやって目の当たりにすると、むしろ拙い技術の作品群は時代を超えて“下手くそあるある”“下手ゆえの温かみ”みたいなのが伝わってきてとても良かった。
他にも中途半端なできの人形などがたくさん展示されていて楽しかった。
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2024.10.02 20:00心霊陰陽師・安倍晴明ゆかりの「晴明神社」に村田らむが行ってみた! 五芒星、式神、九字、呪符…陰陽師アイテムが超カッコいい!のページです。陰陽師、村田らむ、京都府、安倍晴明、京都市考古資料館、晴明神社などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで