「エイリアンを殺すことに備えよ」科学者が提言! 宇宙人とのファーストコンタクトまでに議論すべき”意外な論点”

 世界各国の公的機関、民間機関による宇宙探査計画が次々と立ち上がっている中、ある科学者が「地球外生命体を殺すことに備えるべきだ」と提唱して話題となっている。しかもその科学者は、エイリアンとのファーストコンタクトが最初の殺人(ファーストマーダー)になってしまう可能性までをも指摘しているのである。一体どういうことなのか?

SCIENTIST: WE SHOULD BE PREPARED TO KILL ALIENS (Futurism)

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画像は「Futurism」より引用

 地球外生命体との接触は人類の悲願の一つだろう。だが、生物学者で科学ジャーナリストのガイ・ハリソン氏は心理学ニュースサイト「Psychology Today」(7月31日付)に寄せた記事の中で、その記念すべきファーストコンタクトで人類が科学のために、その生命体を殺してしまう可能性について考察している。

 博物館や資料館には古今東西の多くの生物の標本が大切に収蔵されているが、それらは全てかつて生きていたものの死骸である。先人たちの残した記述や写真、データ以上の情報が標本には残っており、科学におけるその有用性は明らかである。そして、もし人類が地球外生命に出会ったなら、科学者は当然、その標本をコレクションに加えたいと考えるだろう。

 だが、標本にするということは殺すことと同義だ。広い宇宙でせっかく出会えた最初の隣人の命を、いくら科学のためとはいえ、奪ってしまうことに道徳的・倫理的に問題はないのだろうか?

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