科学で解明できない錯視「トロクスラー効果画像」が本気でやばい! 我々は「見たいものしか見ていない」と実感!
2019.08.27 09:00
“背景”が消え失せてしまう現象、言い方を変えれば“背景”が白で塗りつぶされてしまう現象は、視点を固定していても自然に起こる急速な眼球運動であるサッカード(saccade)が関与しているという。
視線を1点に固定すると、網膜の桿体細胞(かんたいさいぼう)、錐体細胞(すいたいさいぼう)、神経節細胞の局所的な神経適応により、動かない“背景”が数秒で視界から消えてしまうということだ。この効果は見ている画像が低コントラストだったり、ぼやけている場合にはさらに強くなる。
我々は物事を目で見ているというよりも、“脳で見ている”ということになるのだが、このトロクスラー効果を科学的に完全に説明することはまだできていないという。トロクスラー効果に何か教訓があるとすれば、我々は視覚認識を過信することなく、可能な限りダブルチェック、トリプルチェックを心掛けるべきということになるだろうか。
参考:「Big Think」、ほか
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