「神経活動→意識ではない、意識→神経活動だ」著名教授が断言! 定説を覆す目からウロコの”錯視画像”もやばい!

 我々が見ている世界は本当の現実なのか――。気鋭の認知科学者は我々の認識は意識に関係していて、我々が見ている光景は実はすべてが間違った解釈であると指摘している。

■我々は“生”の現実をそのまま見ているわけではない

 たとえば日本語には「紺色」や「藍色」、あるいは「群青色」という言葉があり、微妙な色の違いを識別できるようになっているが、最初に「濃いブルー」と一括りにして扱うと、その色合いの違いを認識できなくなってしまうかもしれない。

 このように我々は、そのように見ることが“ふさわしい”ようにこの世界を見ているのだという考えがある。我々はありのままの現実を見ているのではなく、我々にとって都合よく解釈できるようにこの世を眺めているというのだ。

 米・カリフォルニア大学アーバイン校の認知科学者であるドナルド・ホフマン教授は新著『The Case Against Reality: How Evolution Hid the Truth from Our Eyes』の中で、我々が周囲の世界をどのように見て、考え、感じ、触れているのかを解説している。そしてそうした我々の認知はすべて“誤認”であると指摘しているのだ。

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ドナルド・ホフマン教授 画像は「YouTube」より


「環境の内で相互に交流する際の、人間の意識が経験することと、身体と脳の活動の関係に興味があります。そのメカニズムを再現するコンピュータモデルを構築する技術的な課題も含まれているため、意識を説明するモデルの作成に取り組んでいます」(ドナルド・ホフマン教授)

 現在の主流の科学的アプローチでは、たとえばナッツの味や赤色の外観などを体験させる神経活動のパターンが存在すると想定している。つまり我々の体験は脳活動に置き換えられるということになる。

 しかしホフマン教授はそうしたアプローチを説明する正式な理論はないと断言する。単なる体験を脳活動で説明することはできても、それでは我々の“意識”を説明できないというのだ。

「科学者として私は理論を提案し、その理論が間違っていることを証明して、その妥当性をテストしたいと思います。意識を作り出す神経活動のパターンを説明する数学的理論はないので、それは我々が誤った仮定をしていることを意味するかもしれません」(ドナルド・ホフマン教授)

 ホフマン教授は逆に、意識が神経活動を生み出していると主張している。人間は生存に必要なものを見るために進化してきたのだというのだ。教授によれば、知覚はユーザーインターフェイスではあるのだが、必ずしもありのままの現実であるとは限らないという。我々は認識しなければならないモノや現象を優先的に知覚しているのであって、“生”の現実をそのまま見ているわけではないということのようである。

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