日当8000円、結核、宗教団体…マンガ喫茶で暮らす50代”住居喪失者”が、行政の力も借りずに自立できた“意外な方法”とは!?
――敷金と礼金の支払いを必要としないゼロゼロ物件もありますが?
「あれは止めた方がいいです。必ずキツイ保証会社を付けられて家賃が一日でも遅れたら追い出されますから」
吉田さんは新聞販売店で住み込みのバイトも考え、日払いと生活費の前借りを相談したのだが、生活費に金利を付けて返すという条件を付けられたため諦めたのだ。
では、吉田さんはどのような方法でアパートを借りることができたのであろうか?
――アパートはどうやって借りたのか?
「毎日の貯金と…あと、保証人を見つけたんです」
――保証人が見つかったんですか??? どうやって?
「某宗教団体に入って、毎日のように通って信用を得ました。当然アパートが決まってからは行ってません」
――それはすごいですね。現在仕事は何をしているのか?
「今は非正規ですが、工場で働いています。前のネットルームにいる頃より色々な条件がいい職場です。暫くこの仕事を続けようと思っています」
ネットルームを離れられた吉田さんだが、今でもあの生活を懐かしむ時があるという。
ほとんどの住居喪失者は貧困に苦しんでいる。しかし、吉田さんのように”底辺”と思われる生活に慣れ親しんでしまっている人も案外多いのではないだろうか?
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