米大統領の有力候補トゥルシー・ギャバードがグーグルを訴えた! 「差別的で支配的」なGoogle検索エンジンを糾弾!
民主党の大統領選有力候補である、ハワイ選出のアメリカ合衆国下院議員トゥルシー・ギャバードは、Googleを訴えた。その内容は、先月Googleがギャバードの広告アカウントを一時的に停止し、彼女が大統領選で有利になることを阻止したというのだ。
■ギャバードのGoogleアカウントが一時停止
訴訟では、Googleが合衆国憲法修正第1条に違反していると非難し、ギャバードは約53億円に加えて、Googleは今後アカウントの「検閲または制限」を控えるという保証を求めている。
ニューヨークタイムズ紙によると、6月27日に民主党の初回の予備選討論会が行われたが、同日夜9時30分ごろにギャバードのアカウントが停止された。アカウントは28日午前3時30分に再開された。
その初回討論後、ギャバードの名前はサーチで急上昇し、多くの人がその時間帯に、彼女の選挙キャンペーン用のアカウントを閲覧しようとしていた。しかし数時間後に、彼女のアカウントはGoogleによって停止させられてしまった。つまり、彼女の名前を検索したユーザーは、彼女のキャンペーンサイトを見られなくなってしまったのだ。
その後、民主党予備候補の討論会の2回目が7月27日に行われたが、ギャバードは実際、検索で最も人気のある候補者の1人であった。
Googleは当初この問題について、「請求情報に問題があるか、広告ポリシーに違反しているため」、そして「アカウントの支払いアクティビティの疑わしい動きのため」と述べていた。
その後、Googleの広報担当者リーバ・シウトは声明を出し、異常な活動にフラグを立てる自動化システムが、ギャバードのアカウント停止を引き起こし、その後彼女のアカウントはすぐに回復したと述べている。シウトはGoogleに政治的偏見があることを否定している。
ギャバードの選挙キャンペーンのスポークスマンであるカレン・ティアナンは、Googleの説明に納得していない。「Googleは、これを自動化システムのせいにしますが、現実には透明性がまったくないため、真実を判断することは困難です」とメディアに語った。そして、事実はと言うとギャバードの検索が急増したため、アカウントが数時間ダウンしたことにあり、Googleは、停止の理由となる言い訳からさらに別の言い訳にすり替えたというのだ。
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