米大統領の有力候補トゥルシー・ギャバードがグーグルを訴えた! 「差別的で支配的」なGoogle検索エンジンを糾弾!
■巨大ハイテク企業を批判
ギャバードは、一時停止はGoogleや他の大手テクノロジー企業に対する批判に基づいていると主張している。
彼女は訴状で、「Googleは、支持しない候補者よりも、政策上の立場を支持する候補者をGoogleサーチ等で支援している」と述べている。また一時的なアカウントの停止だけではなく、「Gmailは、ギャバードからのメールを不均衡に高い割合で、人々の迷惑メールフォルダに振り分けている」とも主張している。
そして「Googleは、ギャバードを有力候補にしないために、検索広告、および電子メールフィルタリングを操作した」とも述べている。
しかしギャバードだけが、Googleや他の巨大ハイテク企業を批判する民主党候補ではない。同じく候補のエリザベス・ウォーレン上院議員も、彼女のキャンペーンサイトで、巨大IT企業の解体を提案している。その結果、Facebookは、ウォーレンの反Facebookの呼びかけの一部を「企業ポリシーに反するため」停止した。
この件についてギャバードは、「Googleの私のキャンペーンに対する差別的な行動は、インターネット検索に対する彼らの完全な支配がどれほど危険であるか、そして大衆の意見に対する大企業の支配の増加が、アメリカの核となる価値観を、どのように脅かすかを反映しています」と声明で述べている。そして、「これは言論の自由、公正な選挙、そして民主主義に対する脅威であり、私はすべてのアメリカ人のために反撃するつもりです」と宣言する。
以前、トカナの記事で、モンサントにかみつくギャバードのことを、「まだ38歳と前途洋々で、一種怖いもの知らずにも見えるギャバード。“スーツを着た人々”や、不慮の事故にはくれぐれも注意をしてほしいと思うのは考えすぎだろうか」と書いたが、そのモンサントに続き、巨大IT企業であるGoogleに宣戦布告をしたギャバード。大統領選を無事に戦いぬくことを祈りたい。
参考:「Tech Crunch」、「Market Watch」、「The Verge」、ほか
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