【未解決事件】歴史上最も忌まわしい事件のひとつ「タマム・シュッド事件」とは!? 謎の遺体、スパイ、文字…まるで小説!!
他にも、この遺体には数多くの奇妙な点があった。
歯科所見の記録の中で、この遺体の歯と一致するものはなかった。そして、彼は自分の身元や衣服に身分を証明する物を一切持っていなかった。それはまるで、彼がまったく存在していなかったかのようであった。
この男性の死を取り巻く状況が非常に奇妙だったため、当局は遺体に防腐処置を行う決定を下した。当時、オーストラリアの歴史の中で初めてのことであった。
その後、アデレード駅の駅員が、遺体が発見された前日の11月30日11時に、鉄道クロークに預けられたスーツケースを発見した。そこは遺体の発見された海岸から近く、スーツケースのラベルは、男性の衣服のラベルとほぼ同じ方法で切られていた。警察は、そのスーツケースを遺体の男性の持ち物と考えた。
スーツケースの中身はスリッパ、ガウン、パジャマ、下着、ひげそり用のアイテムなどと、ほとんどがごく普通の“旅の一式”であった。
しかし旅行中のビジネスマンには、おそらく普通ではないモノも幾つか見つかった。例えば、プロの電気技師用のドライバー、意図的に尖らせたハサミ、テーブルナイフである。さらに、商船のコンテナにペイントする際に使用されるステンシルブラシもあった。
他にも、当時オーストラリアでは入手できなかった英国製のブランドの綿糸が見つかり、それは、その男性がイギリスとつながりを持っていたことを示唆している。また、このスーツケースと遺体がまとっていたコートは米国製で、オーストラリアには輸入されていない製品だった。この男性が米国に旅行、もしくは住んでいたか、米国にいた人物から購入したと思われる。
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2024.10.02 20:00心霊【未解決事件】歴史上最も忌まわしい事件のひとつ「タマム・シュッド事件」とは!? 謎の遺体、スパイ、文字…まるで小説!!のページです。スパイ、暗号、三橋ココ、タマム・シュッド事件、変死体などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで