アメリカ最初のUFO目撃「空飛ぶ光るブタ」がスゴい! 17世紀政治家が記録、UFO概念がないのにアブダクション体験も!
光るブタが空を飛んでいた――これは17世紀前半、米国の著名な政治家が書き残したアメリカ最古とされるUFO目撃証言である。大西洋を横断し、イギリスから新世界にやって来たピューリタンたちは、ボストンの夜空に一体何を見たのか? オルタナティブメディア「Ancient Code」からご紹介する。
・Flaming flying swine: The first documented UFO sighting in America (Ancient Code)
アメリカ東海岸に位置するマサチューセッツ湾植民地(現在のマサチューセッツ州周辺)は、イギリスによって建設された植民地の一つであり、17世紀初頭にイングランドから多くの人々が入植した土地である。アメリカで最初にUFOが目撃されたのは、1639年3月1日のことだった。
この夜の出来事を書き残した人物がいる。ピューリタンの入植を率いたイングランド出身の名士であり、マサチューセッツ湾植民地の知事を務めたこともある著名な政治家ジョン・ウィンスロップである。残念ながら本人が直に目撃したわけではなく、ジェームス・エヴェレルという真面目で思慮深い男性から次のような話を聞き、自身の日記に書いたものである。
その夜、エヴェレルが仲間2人とボストンを流れるマディー川でボートを漕いでいると、突然空に大きな光が現れたという。静止した光はまるで燃えるようで、3ヤード(およそ2.7メートル)四方の大きさだったが、走り出すとブタのような姿に形を変え、ボストン北部のチャールトン(現在のチャールズタウン)に向かって矢のように飛んだという。
光は2~3時間上下しながら浮かんでいた。気が付くと、エヴェレルたちは1マイル(およそ1.6キロ)上流にいたが、どうやってそこまで移動したのかは覚えていなかったそうだ。なおウィンスロップは、その夜に同じ場所で同じ光を見た人々が他にも複数いたと書いている。
当時、もちろんUFOという言葉はなかったが、エヴェレルの体験は現代にも通じるUFO目撃証言である。“ブタのような姿”というのはやや理解に苦しむが、楕円形や卵型の機体から足のような部品が4つ突き出しているような形だったのではないかと考えられている。
また注目したいのは、目撃者たちの記憶が一部欠けていたらしいことだ。このような、UFO目撃に伴う一時的な記憶喪失はしばしば報告されている。催眠術などによってこの記憶を取り戻して、エイリアンによるアブダクションを証言する者も多数おり、もしかするとエヴェレルたちもアブダクションされたのかもしれない。
またウィンスロップの日記には他にもUFO目撃証言が残っている。1644年1月18日の日記には、深夜3人がボストンで奇妙な光を目撃したことが書かれており、さらにその一週間後の夜8時過ぎ、今度はボストン北東の空に輝くような光が現れ、島々を飛び越えていったのを多くの人々が目撃したという。
入植者たちが見た光は一体何だったのか? UFOの謎を解き明かすためのカギは、過去の記録の中にも眠っているかもしれない。
参考:「Ancient Code」「New England Today」「History」ほか
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2024.10.02 20:00心霊アメリカ最初のUFO目撃「空飛ぶ光るブタ」がスゴい! 17世紀政治家が記録、UFO概念がないのにアブダクション体験も! のページです。アメリカ、UFO、マサチューセッツ湾入植地などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで