プーチン、自らを呪う「シベリアのシャーマン」を逮捕！ 霊能者VSプーチン戦争勃発へ…ロシアに蔓延る魔女に呪術！

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　爆発的に信者や支援者の数を増やしていたガビシェフ氏だが、当然その行動を良く思わない者たちもいた。彼とは考えを異にする愛国派のシャーマングループに旅を止め、政治的な発言をしないよう忠告されたり、足止めをくらって両グループの信者同士が衝突したりすることもあったという。

　ガビジェフ氏が逮捕されたのは、ブリヤート共和国のヴィドリノというバイカル湖に面した小さな村でのことだった。地元メディア「The Moscow Times」の記事によると、突然キャンプが武装した集団に取り囲まれ、ガビジェフ氏や支援者らはそのまま拘束されてしまったとのことだ。当局はこの逮捕劇について、「サハ共和国の犯罪者を逮捕した」と発表しており、彼らをヤクーツクに送り返す予定だと述べている。

　ガビジェフ氏の支持者らは「不当逮捕」だと不満をあらわにしており、激しい抗議運動も起きている。折しもブリヤート共和国首都ウラン・ウデでは、直近の選挙での警察の不当な暴力や逮捕に対する抗議活動が起きており、ガビジェフ氏の一件は火に油を注ぐ結果となったようだ。人権団体も表現の自由や信教の自由を攻撃する「残忍な人権への抑圧」だとして、ガビジェフ氏の釈放を求めている。

　ロシアと呪術の関連は意外と深い。旧ソ連時代には呪術は禁止されていたが、ソ連崩壊後には人々の間で大ブームになり、今年2月にはプーチン大統領とロシアの発展を祈って魔女の集団が儀式を行ったというニュースもあった。今回の一件を三面記事的なおかしな事件と片付けるのは簡単だが、プーチン大統領ですら無視できない「力」を、彼らシャーマンが秘めているのは確かなのだ

参考：「AFP」「The Guardian」「The Moscow Times」ほか

TOCANA編集部

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