米露核戦争で3400万人が数時間で死亡! 恐ろしすぎるシミュレーション「プランA」が話題!
これで西ヨーロッパは壊滅する。続いて米軍は本国のミサイル施設と原子力潜水艦から600もの核ミサイルをロシアに向けて発射。ロシアもまた米本土を狙って核弾頭を搭載した大陸間弾道弾ミサイル(ICBM)を次々に発射する。この時点でトータル3時間45分が経過。犠牲者数は340万人に増える。
お互いの核攻撃はより効果的になり、徐々に人口の多い都市に的を絞ったものになっていくという。したがって4時間30分を過ぎた時点で負傷者を含む犠牲者数はなんと8530万人に一気に膨れ上がる。
お互いの核弾頭を使い切るまでの泥沼の戦いが繰り広げられ、わずか数時間の間に最終的には死者3410万人、負傷者5740万人と、合計9150万人が死亡または負傷すると試算されている。なんと1億人近い犠牲者が出るのだ。そしてもちろん、この後に続く“核の冬”のダメージも計り知れないものがあることは言うまでもない。
■相手陣営の対核攻撃能力を奪うまで続くサドンデス
今回公開されたこの戦慄の米露核戦争シミュレーション「プランA」は、現在のアメリカおよびロシアの軍事力、核戦争戦略、攻撃目標に関するさまざまな独立した調査を統合して作成されたものであるという。使われたデータには、例えば現在配備されている核兵器の数、核弾頭の量、攻撃目標の優先順位などに関する広範なデータが含まれている。
核戦争は戦術的な初期の段階で停戦・休戦できなかった場合、相手陣営の対核攻撃能力を奪うまで続く可能性が高いという。つまり戦争の序盤で停戦できなければ、まさに敵戦力を全滅させるまで続くのである。さらには核弾頭を使い果たした先のことを考慮すると、相手陣営になるべくダメージを与え、復興を難しくするべく人口の多い大都市を入念に狙って攻撃を仕掛けるということだ。したがってこれほどの死者、犠牲者数が出るのだ。
真っ先に標的にされる都市はアメリカ本土ではニューヨーク、インディアナポリス、ワシントンD.C.、サンディエゴ、オースティンで、ロシア側はサンクトペテルブルク、イジェフスク、クラスノダール、トリヤッチ、クラスノヤルスクであるという。
今回のシミュレーションで、現在のアメリカ軍とロシア軍が持つ核戦争計画が壊滅的な結果を招くことを研究チームは強く訴えたいとしている。
「核戦争のリスクはこの2年間で劇的に高まりました。アメリカとロシアは、長年にわたるINF全廃条約を放棄し、新しい種類の核兵器の開発を開始し、核兵器を使用する可能性のある状況を拡大しています」(研究チーム)
このまま時代は再び冷戦に戻ってしまうのか。そしてもちろん今後新たな高性能の核兵器が開発されればその脅威はさらに大きなものになる。まずは「人類滅亡シナリオ」としての米露全面核戦争のリスクについての深い理解が求められている。
参考:「Daily Mail」ほか
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2024.10.02 20:00心霊米露核戦争で3400万人が数時間で死亡! 恐ろしすぎるシミュレーション「プランA」が話題!のページです。シミュレーション、米軍、仲田しんじ、ICBM、ロシア軍、核の冬、大陸間弾道弾、米露核戦争、第三次世界大戦などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで