脳だけで敵を殺す技術、遂に米軍が開発! 「スキントロニクス」脳インターフェース爆誕、合成テレパシーも!

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「Daily Star」の記事より

■PTSD治療にも応用可能

「明らかにこのシステムは軍事機器を含む他のデバイスの制御に使用できます」とヨー氏は軍事情報メディア「Defense One」に話している。

 ここ最近、米軍では脳インターフェースによって各種の装備や車両、航空機を操作する技術の開発に余念がない。

 2016年には、パイロットが脳インターフェースによって、フライトシミュレーターで2機の航空機を同時に操縦することに成功した。続いて2017年には触覚フィードバック(haptic feedback)の技術を活用してパイロットが別のシミュレーションで航空機を操縦している。

 そして昨年には米軍国防高等研究計画局(DARPA)が、数百マイル離れたパイロットが脳インターフェースを通じ航空機を操縦できる技術を発表した。脳にインプラントを施して電極を埋め込み、当人が考えただけでフライトシミュレータの戦闘機を操縦することが可能になり、1人の人間が同時に3機の航空機を操縦することもできるというから驚きだ。

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「Daily Star」の記事より

 脳インターフェースの活用は、各種機器の操縦にとどまらず、米軍は通信にも対応できるよう研究中でもあるという。

 少しさかのぼれば2008年に米陸軍は、カリフォルニア大学アーバイン校の研究者に400万ドルを提供して「合成テレパシー(synthetic telepathy)」を研究している。

 さらにこうしたすべての努力に加えて、専門的な脳ベースの治療法を介してPTSDを治療するための新たな研究も行われている。論文によれば今回のSKINTRONICSは、従来のEEGを上回る治療効果を発揮する可能性があるということだ。

 身体障がい者支援に軍事活用、そして精神科医療と、進化するブレイン・マシン・インターフェース技術にさまざまな可能性が広がっていることは間違いない。

参考:「Daily Star」、「Defense One」、ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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