明晰夢を見るための“電極実験”を自宅で実践! 40Hzの電流を脳に直接、“向こう側”に行けたがかなり危険で怖い結果に!

■明晰夢の科学

 明晰夢、それは「浅い眠り」にも喩えられるレム睡眠の時に見てしまう特殊な夢のことだ。レムとはRapid Eye Movementの略、つまり眠っているのに眼球が激しく動く生理現象のことを示す。そしてこの時、人は夢を見ている。

 通常、夢は自分の意志でコントロールできない。映画のように、ただ強制的に脳が作り出すイメージを見せられる。レム睡眠の時、私たちの認知や行動をつかさどる脳の前頭前野のはたらきが低下する。そのため、夢は論理的な一貫性を持たず、また意識も夢に干渉することはできない。

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脳の活性状態。覚醒時とREM睡眠時ぼ中間で明晰夢は起きる(Website of Ian A. Wilson. Author, Lucid Dreamer for over 3 decades. Deje Reve the new Deja Vu)

 ところが、明晰夢は自分の意識でコントロールできる夢なのだ。脳の活動状態を調べると、明晰夢を見ている時、覚醒時ほどではないが前頭前野は活動している。ある程度、意識を保った状態で夢を見ているのだ。

 ということは、明晰夢を見ている時の脳波と同じ周波数の電気を前頭前野に流してやれば、前頭前野が活動して明晰夢を見られるのではないか? 独フランクフルト大学のウルスラ・フォス博士の研究によると、これまでも意識と強い関係があるとされてきた40Hz(ガンマ周波と呼ばれる)の微弱な電流を前頭前野に流すと、被験者は77%の確率で明晰夢を見たという。

■筆者が自宅で実験、とうとう脳に電流を……!

 フォス博士が行った実験はとてもシンプルだ。これなら家でもできる。博士は被験者のレム睡眠が始まってから電流を流したが、それは難しいので流しっぱなしにはなるが。

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周波数ジェネレーターと心電図用の使い捨て電極

 そこで筆者が用意したのは、周波数ジェネレーターと心電図用の電極だ。周波数ジェネレーターは希望の周波数と波形の電流を発生させる装置で、電圧も調整可能だ。ここにリード線をつなぎ、さらに前頭前野(額の生え際とまゆ毛の中間あたり)と電極でつなぐ。

 おっさんのビジュアルはくどいので、子どもに代打を頼む。

 どう?

「こんな感じ?」

 OK。ちょっと電気流してみる。

 とりあえず6ボルトでどう?

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前頭前野の位置に電極を貼る

「うわあああ!」

 何? どうした?

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