明晰夢を見るための“電極実験”を自宅で実践! 40Hzの電流を脳に直接、“向こう側”に行けたがかなり危険で怖い結果に!
「このあたりが光っとる!」
ごめん、電圧が高すぎたのかもしれないな。眼内閃光ってやつだ。稲光みたいのが視界の外からババッと走っただろ。
「ビックリした……!」
3ボルトでどう?
「ダメダメ、目の周りが歪んでる歪んでる、怖い怖い」
1.5ボルトは?
「まあ大丈夫かな」
はい、ありがとう。外していいよ。
「うわ、(外してみたら)全然違う」
ほう…なかなか危険だな。
危険なことがわかったので、いよいよ筆者は1.5ボルトで電極明晰夢実験をやってみることに決めた。
■明晰夢、見えた!
人は眠りについてから大体1時間半後にレム睡眠に突入するので、そのころに目覚ましを鳴らして確認することにする。では、電極をつけて通電開始! 別に何ということも……いや、うーん、なんかチリチリするな。いかんなこれ。ピンポイントで絆創膏を剥がしているみたいだ。
電圧を下げて1ボルトに。まあ、とりあえずはこれでいってみよう。
……いつの間にか眠っていたらしい。目覚ましで起きた。
どんな夢だったっけ? 全然、覚えていないぞ。レム睡眠に入る前だったのか? まあいい、次だ。(もう一度寝る)
……変な夢を見た。みんな頭がおかしくて、人の声が聞こえたり、運命の糸が人の頭から出ているのが見えた。そういう人たちが、そういう人だらけの状況の中で、本当の現実を探そうとしていた。その中に自分もいた。
変な夢だなぁ、と再び寝る。
海岸線をバイクで走っている。キレイな海に魚が泳いでいるのが見える。バイクから降りた時、一瞬だ。一瞬だけだったが、体に感覚が。腕が空気をつかんだ。
飛び起きた。
……これか!
普通、夢の中で自分の体は意識されない。視覚以外の感覚は、ほぼ無いに等しい。夢の中の会話といえば、頭の中でブツブツと呟く独り言のような声や、脳の奥底から思い出すような声ばかりだ。現実の声とは違う。かすれて輪郭が消えかけた古い写真みたいだ。
しかし一瞬だったが、急に夢の色が変わった。パステル画が原色に、さらにモノに触れる感覚、そして温度や湿度まで感じられるではないか。これはすごい。これが明晰夢なら、10インチの白黒テレビと120インチの8Kテレビ+VRか、それ以上の違いだ。夢が現実と変わらなくなる!
調子に乗って翌日も電気を流してみると、なんとなく感覚がわかってきた。一瞬にすぎないのだが、明らかに普通の夢とは違う、“向こう側”と呼びたくなる夢が現れる。まさに「周波数が合った!」という印象で、夢の世界を掻き分けたかのように、ぐにゃりと曲がって向う側に超リアルな夢が現れる。その日は仔犬が現れた。そこにいるかのような犬である。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊明晰夢を見るための“電極実験”を自宅で実践! 40Hzの電流を脳に直接、“向こう側”に行けたがかなり危険で怖い結果に!のページです。夢、明晰夢、周波数、ノンレム睡眠、レム睡眠、久野友萬、電流、電圧などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで