触覚をリアルに再現する「人工皮膚」爆誕でVRに劇的進展！ 指に巻くだけで仮想と現実の境はガチ消滅へ！

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「センサーとアクチュエーターの両方を統合した、完全に柔らかい人工皮膚が開発されたのはこれが初めてです」と語るのは、9月23日付で専門誌「Soft Robotics」に公開された論文の筆頭著者ハーシャル・ソナー氏である。ソナー氏によれば、このシステムでは閉ループ制御（フィードバックを受けて常に動作が修正される）が可能となり、装着者の感じる振動刺激を正確かつ確実に調整できるという。

　また、人工皮膚は元の4倍まで伸ばすことが可能だといい、今後、このシステムを用いてリハビリテーションや仮想現実の拡張を目的にしたウェアラブルデバイスを試作する予定だという。試作品のテストではMRIを使った神経科学的な観察も行われ、人体への刺激と影響が詳細に調査されるとのことだ。

　仮想現実向けのデバイスは映像を表示するディスプレイが先行しているが、案外すぐ、触覚をリアルに再現するグローブなども登場するのかもと期待が高まる。ちょうどグーグル検索で動物の姿をスマホ上でAR表示できる機能が話題になっているが、もしかするとほんの数年後にはパンダやライオンを触ったり撫でたりできるようになっているかもしれない。

参考：「Digital Journal」、「EPFL」、「Soft Robotics」、ほか

TOCANA編集部

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