1万3000人以上が目撃 「ベルギーUFOウェーブ事件」に再注目! 近日中に政府が公式発表か!?
■三角型UFOを収めた動画が存在していた?
1990年4月、角にライトの光を放つトライアングル型飛行物体の写真が、匿名の撮影者による「ベルギーUFOウェーブ事件」のUFOであるとして世に出回ったのだが、2011年になってパトリック・Mと名乗る男が、この写真は自身によるフェイク写真であると公言している。機体は三角形の発泡スチロールで、角にライトを取り付けた“UFO”を製作し、飛んでいるように見せかけて写真を撮ったのだと説明したのだ。しかし彼のその話が本当であるかどうかの確証は得られていないようだ。
専門家によると、この写真には背景がなく、飛行物体のサイズやカメラからの距離を計算できる手がかりがないということだ。またCGよる分析では写真のフォーカスが目撃証言と矛盾していたという。
しかしその一方で、地元のUFO研究団体である「SOBEPS」は20年にわたってこの写真が本物であると主張している。「SOBEPS」はこの「ベルギーUFOウェーブ事件」における目撃報告の窓口になっており、数多くの証言を整理してまとめている。
そして時を経て2016年9月27日のポッドキャスト番組「Skeptoid」で、ホストのブライアン・ダンニング氏が「ベルギーUFOウェーブ事件」というタイトルでこの写真について、この1枚の写真が「ベルギーUFOウェーブ事件」を特徴づけるすべてのものを象徴していると主張している。
ダンニング氏の結論は「ベルギーUFOウェーブ事件」は単なる社会的な心理現象であり、物的証拠がなく、疑わしい写真が1つだけしかないのがその理由であるという。1万人を優に超える人が実際に同時にUFOを目撃した場合、1枚の疑わしい写真以上の物証が出てくるはずであると断言している。
ダンニング氏のほかにも幾人かの専門家が「ベルギーUFOウェーブ事件」が集団心理による思い込みや幻覚であることを指摘している。ということはやはり、このUFO目撃事件は集団幻覚の類いのものであったのか。
しかし最近になって「ベルギーUFOウェーブ事件」で記録されたUFO映像が存在していたことを示す動画がYouTubeに投稿されている。画像はきわめて荒く細部を確認することはできないが、確かに夜空を飛行する3つの光を放つ三角形型の飛行物体が収められているのだ。近々にこの事件に関してベルギー政府や軍による何らかの発表などがあるといううわさだ。
それがもし仮に幻覚であったにせよ、のべとはいえ1万3500人が同時に幻を見るのだろうか。撮影された写真や映像が少ないのも、単純にまだスマホやカメラつき携帯電話さえなかった時代だからこそのことかもしれない。30年の時が経過した「ベルギーUFOウェーブ事件」にはたして今後新たな展開が待っているのか、気に留めておかねばならないだろう。
参考:「Wikipedia」、「Disclose.tv」ほか
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