「予知能力」が誰にでも具わっていることが立証されたガチ科学実験とは!? “脳より先に”未来を察知する意外な臓器も判明!
人間には“予知能力”が備わっているのだろうか。そして、それは特別な人間だけに与えられた能力なのだろうか?
■次に見せられる物騒な画像を“予感”できる
これまでの人生の中で“予感”が当たった経験をしている人は意外なほど多い。喜ばしい内容であれ、悪い内容であれ、予感が当たった体験は忘れられない思い出になっているかもしれないが、あまり自覚することがないにしても、我々は日々の生活の中でごく普通に“予感”しているのかもしれない。つまり“予知能力”は人間に本来備わっている能力であることが、さまざまな科学的実験から示唆されているのだ。
かつてアメリカでは、CIAとスタンフォード大学が共同で「リモートビューイング(遠隔透視)」を本格的に研究していたことが機密指定が解除された文書からわかっているが、実験ではおおむね高い確率でリモートビューイング実験が成功していたことが報告されている。
リモートビューイングは遠く離れた場所の様子を覗き見るにとどまらず、未来の出来事を見通す能力も含まれている。つまりリモートビューイングには“予知能力”も含まれているのだ。
そしてこうした予知能力を含む超心理学の分野に関する研究は現在でも行われている。
例えば2014年に米・ノースウェスタン大学やカリフォルニア大学アーバイン校などをはじめとする合同研究チームが科学専門誌「Frontiers in Human Neuroscience」で発表した研究では、これまでの研究をメタ分析することで、我々は“未来を感じる”能力である先行予測的行動(predictive anticipatory activity、PAA)を取っていることを報告している。
メタ分析の対象に含まれている2012年の研究では、ランダムに50%の確率で示される感情的な刺激に対し、1~10秒前に生理学的な準備を整えていることが示されている。我々は迫りくる未来を“予感”して、それに対し無意識のうちに備えているというのだ。
26人が参加した実験では、それぞれ脳波と心電図がモニターされた状態でパソコンを用いた課題に取り組んだ。
パソコンのスクリーンはまず6秒間、空白状態が続き、次に任意の画像が3秒間表示されて参加者はそれを確認した。このサイクルで45の画像がまったくランダムに表示されたのだが、そのうち30の画像は心が和む癒し系の画像で、残る15は精神的ショックを引き起こす物騒な画像であった。
実験データを分析したところ、実に興味深い現象が引き起こされていることが突き止められたのだ。
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