群馬の「命と性ミュージアム」は途方もないエロスが全開!「いやらしい2号」も…村田らむが取材!
会場のそこここに、なかなか強烈な像がいっぱい並べられていた。パルテノン神殿の前に並ぶ男女の裸像。ヤリを持った黒い酋長と巨乳の白人女性が並ぶ像。緑の中で踊る金色の女性の裸像などなどである。
途方もないエロスが全開である。
泣きそうである。
この空間のビジュアルがかなり脳に焼き付いたらしく、後日悪夢の中でこの部屋に閉じ込められる夢を見た。起きた時には汗びっしょりだった。
ドキドキしながら先に進むと、棺桶が置いてある部屋があった。菊の花や、死装束が壁に飾られている。棺桶の上には鏡が置かれていて、自分の姿を写すとまるで遺影のようになった。パネル展示も死に関するものだ。
入り口が妊娠&出産がテーマだったから、死でゴールなのかもしれない。
ただ、展示はここで終わってはいなかった。順路は2階に続いていたので、階段を上る。
2階には縛られている男性や、ボンテージを着込んだ女性の像が空中に飾られていた。ロープで縛られたマネキンもある。どうやら、少しアブノーマルな性行為を展示しているようだ。
部屋に入って
「うわっ」
っと声を出して驚いた。部屋に敷かれたマットの上には、少女がゴロンと寝ていたのだ。
リアルラブドールである。ドールの身体は手垢で汚れていた。横を見ると、プレイ用の椅子に少女のドールが座っている。目をつぶってだらりと手を下げている。
どちらもものすごく死体っぽい。
ラブドールの横の壁には女性を縛るのに使うのであろう十字架がかけられ、春画が貼られている。
エロスの間として設計されたのだろうけど、殺人現場を見たような気持ちになった。
壁には展示してある設備をどう使うかの解説がある。
「花びら回転椅子
椅子に座るか寝ます。
そして台を回し数名で可愛いがってあげます。無理やり襲われた様で興奮するようです。これは喜ぶ、であろう人。パートナーがお願いした人に行う事。世の中は広いですね。
そして私にもして〜! とはビックリ」
などである。今ひとつ、何を言ってるのか分からないが、
「エロいことは心にも体にもいいぞ!!」
と伝えたいのは分かった。
おそらく館長が書いたのであろう、記事も貼られている。
「赤いジュータンバックに記念写真を撮っておきませんか。美しく瑞々しい体はいつか必ず崩れます。水着下着でOK。女優になったつもりで全裸も撮っておきましょう。おっぱいだけでも良いですし、子供と共通話題のために見せられる写真も……。男性も女性と同様残しておきましょう。必ず残したいのはペニスの勃起写真です。必ず勃起しなくなりその雄姿が見られなくなります。こんな時もあった。良かったーとなります。」
うーん。「良かったー」となるかなあ?
TwitterのDMや、iPhoneの共有機能を使って、自分のペニスの写真を送りつける人がいると聞くけど、そんな理由でもなければわざわざ自分の勃起したペニス撮らない気がする。
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2024.10.02 20:00心霊群馬の「命と性ミュージアム」は途方もないエロスが全開!「いやらしい2号」も…村田らむが取材!のページです。村田らむ、群馬県、命と性ミュージアムなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで