脳がカラッポの公務員がいる…人間の脳みそを半分取り除くと何が起きるのか? 驚愕の事実判明!
人間の脳の重量は1200~1400gほどだが、ゾウやクジラの脳はその2~6倍の重量である。このように、脳の量は知能や機能の絶対的尺度ではないが、全体の50%を失っても機能を回復できるとは驚くべきことだろう。だが、脳の驚異的な潜在能力はそれにとどまらない。50%どころか75%を失っても普通に機能することが分かっているのだ。
2007年、公務員として勤務する44歳のフランス人男性が左足に軽い痛みを感じ、地元の病院を訪れた。脳のレントゲン撮影をした医師は驚愕する。男性の脳はほとんど空っぽだったのだ。中心部分は全て空洞で、ミカンの薄皮のように頭蓋骨にわずかばかり付着しているだけだった。
それでもこの男性は公務員の業務を難なくこなし、普通の父親として子どもを2人も育てていた。IQは75と一般よりも低かったが、日常生活・社会生活にはなんの問題もなかった。
その理由はやはり脳の可塑性にある。男性の脳は何十年もかけて少しずつ失われていったため、脳神経が可塑的に再組織化する時間が十分にあったというわけだ。
一体どうして、わずか1kgばかりのタンパク質の塊にこんなことができるのか。脳が持つ潜在能力には驚かされるばかりだ。
参考:「Sci Tech Daily」、「The New York Times」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊脳がカラッポの公務員がいる…人間の脳みそを半分取り除くと何が起きるのか? 驚愕の事実判明!のページです。脳、神経、可塑性、大脳半球切除術、プラスティシティーなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで