「エイリアンを呼べなくなる」中国の月面裏側探査を科学者たちが必死告発! 深刻な事態とは?
2019.11.22 18:00
ただ、米・バージニア州のアメリカ国立電波天文台のように、地球上でも電波を人工的に遮断することはできる。しかし、地球には分厚い大気があり、特定の周波数帯以外の電波を遮断してしまうため、大気のほとんどない月が電波観測に最適の場所であることに変わりはないという。
そのため、マッコーネ氏はSETIにおける月の裏側の重要性を国連に訴え続けてきたそうが、真剣に耳を傾ける者はいなかったそうだ。それは、SETIが喫緊の問題ではないことが1つ。もう1つは、ほとんどの国は月の裏側に興味を持っておらず、ミッションの予定も予算もなかったためだという。
しかし、中国が嫦娥4号を月の裏側に着陸させたことで、状況は変わりつつあるそうだ。国際宇宙航行アカデミーが月の裏側についての折衝会議を主催したことを皮切りに、来年は英王立科学協会も同様の会議を開催する予定だという。
目先の利益のために地球外文明の発見という人類のロマンが潰されるのはあまりにも惜しい。月の裏側の利用について一刻も早い国際的な合意がなされることを切に願いたい。
参考:「WIRED」、ほか
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