上級国民は存在する! 池袋暴走・書類送検「上級国民の陰謀」を官僚社会に詳しい人物が解説!

画像は「TOKYO MX」より引用


 今年4月、池袋で暴走した乗用車に母子がはねられ死亡した事故で、車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(88)が過失致死傷容疑で書類送検されることが、わかった。報道によると、飯塚元院長は当初、「ブレーキをかけたが利かなかった。アクセルが戻らなかった」などと説明していたものの、車の機能に問題はなく、その後「ブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性もある」と供述。警視庁は運転操作ミスが事故原因と結論付けたという。

 とはいえ、事故発生からこれだけの時間が流れてやっとの書類送検。このまま公正な捜査や裁判が行われ、適切な判決が下るという保証はなく「執行猶予」がつく可能性も高い上、「不起訴」となる場合もあるだろう。

 

TBSニュースより引用

 こうした状況をうけ、ネットでは当初から、逮捕されないのは「上級国民だからではないか」という話が広まった。上級国民という新しいバズワードが誕生した直後に、なぜか新聞社やテレビ局は相次いで「上級国民など存在しない」という論説報道を以下のように展開した。

「上級国民だから逮捕されないということはありません。今回の事故を起こした元官僚は事故で大けがを負ったのですが、そういった場合、加害者は一般人でも現行犯逮捕をされずに病院に搬送されます。治療が優先され取り調べも回復を待って行われます」

「逮捕されていない加害者については報道で“容疑者”という言葉は用いません。ですから今回は“容疑者”ではなく“元院長”と呼称しています。メディアの判断としては特別扱いではありません」

 ネット上の意見と、大手メディアの論調のどちらが正しいのか? 調べていくと、こんな話が出てきた。

「上級国民が存在しないという記事自体に実はトリックがあります。世の中の目をあざむくために権力者が行う真実を隠すための報道のことをスピン報道といいますが、これが典型的なスピンです」

 そう断言するのは、官僚社会に詳しいある人物だ。現在も官公庁を相手にビジネスを行っている関係で所属する組織も名前も明かすことはできない。仮にK氏と呼ばせていただく。

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