【第三次世界大戦】日本はなぜ中国を恐れないのか？ 中国が超えられない日本の防衛力とは？

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　中国が甘く見る自衛隊だが、輸送力はすでに証明済みだ。16年の熊本地震、わずか２日で「おおすみ型」輸送船が駆け付けた。これが実戦なら最新型の10式戦車を搭載できたのである。在来型の戦 車より2割ほど軽量で、これまで5両しか運べなかったところ6両運べる。南西諸島は海底が隆起してできた地形で傾斜地が多いが、こうした場所の軟弱な地盤での活動も苦にしない戦車だ。小島を確保しても、敵はそこから手痛い出血を強いられるだろう。

　もし、太平洋岸が直接攻撃を受けるとしたら太平洋に抜けた空母からの航空攻撃である。中国はすでに一隻の練習空母、２隻の実用型空母を完成させ、最終的には原子力推進を含む６隻の空母を計画し ている。太平洋に原子力空母を配備されたら、日本の防衛も大きく変える必要があるが、それはまだずっと先。その頃の世界情勢がど うなっているかにもよるが、現時点で見通しが甘いのは中国のネッ トユーザーの方だ。

文＝青山智樹／ＮＥＷＳＩＤＥＲ

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