来年人類が絶滅する確率は1万4000分の1! ●●が当たる確率より高い…滅亡のシナリオ4つも!

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「The Sun」の記事より

 

■今後の文明がたどる4つのシナリオ

 このまま温暖化が進み、気候変動に歯止めがかからないとすれば、この先の地球と人類はいったいどうなってしまうのか。

 昨年に米ロチェスター大学の研究チームが「Astrobiology」で発表した研究では、人類の文明を“エイリアン文明”と客観的に突き放してみることで、今後の文明がたどる4つのシナリオを解説していて興味深い。

1.人口の大幅減

 人口が増え続け、平均気温が上昇し続けると、最終的にはどこかの時点でその惑星は生存に適さなくなり、人口はピークに達したところでその後急速に減少する。

 持続可能なレベルまで人口が減少するのだが、それはピークの3割という絶望的な数である。残った少数の人間たちが暮らしを続けていくことになるが、「複雑な今日の技術文明がそのような変化に耐えることができるかどうかは明らかではありません」と研究チームのアダム・フランク教授は語る。

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「University of Rochester」の記事より

2.持続可能

 同じく人口と気温は上昇するのだが、最終的にはどこかで両方とも壊滅的な影響なしに安定した値に落ち着く。このシナリオは、人々が地球に悪影響を及ぼしていることを深く認識し、石油などの環境へのダメージの大きい化石燃料が、太陽エネルギーなどの再生可能エネルギーに実際に切り替えられた時に起こるシナリオである。

3.文明崩壊

 地球資源の活用を今まで通りに続けることで、人口増と気温上昇がピークに達するまで急速に上昇した後、急激に低下する。このモデルはつまり資源枯渇による文明崩壊であるが、人類が種として完全に死滅するかどうかは明らかではない。

4.再エネ転換後の文明崩壊 

 人口増と温暖化を人類はある時点で真剣に考え、再生エネルギーに転換することにいったんは成功。事態はしばらく横ばいに推移するが、対応がすでに遅すぎたことが判明し、ゆっくり文明崩壊へと進む。

 フランク教授によれば、4番目のシナリオが最も戦慄を覚えるものであると指摘しているが、2番目のシナリオ以外はどれも“人類滅亡シナリオ”である。まだ時間があるうちに、早急に社会の再エネ化を進めていくしか手はなさそうだ。

参考:「Daily Mail」、「University of Rochester」、「The Sun」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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