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感動しただけで射精に至る京大卒芸人・九月、学生時代が頭良すぎる!? 「学校教育に疑問…」「囲碁将棋の漫才でシコリ…」

2019.12.06 18:00 文＝ラリー遠田

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――それは恋愛関係ですか?

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九月：そうです、恋愛とかのやつです。その時期に学校に行くのが嫌で、現実に足場を持った活動をする気がなくなったんです。そうしたときに、もともとお笑いが好きだったのもあるんですけど「じゃあ、ネタ作ろう」と。現実から1個離れようと思って。それでライブをして。そのときの僕の心理状態は「逃げたい、逃げたい」なので当然のめり込むじゃないですか。バンバンライブを打つようになって、気付いたら、これ楽しいし一生やれるな、と。それで専業の芸人にとうとうなってしまった。いつなったんだろうっていう感じで、いま芸歴4年目です。

――最初はコンビだったんですよね。

九月：最初がコンビです。コンビを2つ経由して、今はピンでやっています。

――現実から逃げるつもりでお笑いを始めたら、意外と自分にしっくりきたんですね。

九月：そうです。持ち時間の中ではどんな振る舞いも許されるって、めちゃくちゃいいな、と思いまして。たぶんほかのことでも良かったんですよ。映画撮るだったかもしれないし、小説書くだったかもしれないし、別にそこでお笑いであった必然性はないんです。

ただ、お笑いがほかと違うのは目的が決まってますよね。笑いを取る、っていう縛りが1個ある。目的が笑いっていうのが、逆に自由だなと。そこが好きだったんです。

――お笑いを見るのはもともと好きだったんですよね。

九月：そうですね。小さい頃から親が寄席とかに連れていってくれて、割とライブを見る習慣もありました。僕の場合、思春期が『M-1グランプリ』『キングオブコント』とかの賞レースが始まったあたりとドンピシャでぶつかっていたので、賞レースを見るのがすごい好きっていう育ち方をして。高校、大学あたりから好きな芸人とかもできて、ライブに足繁く通っていて、もともとお笑いが身近にあったんですね。だから、なんだかんだお笑いを選んだのも必然的というか。

――子供の頃に好きだったお笑い番組はなんですか?

九月：『笑いの金メダル』とかあの辺です。『エンタの神様』『M-1グランプリ』『キングオブコント』『爆笑レッドカーペット』……見て育ったって感じがするのはその辺ですね。

――話題は急に変わりますが、感動をすると性的な興奮もするという話がありました。お笑いを見るときにもそれがあるんですよね?

九月：それも僕、ある時期までは自覚してなかったんです。気付いたのは大学生の頃かな。当時付き合っていた彼女に「あなた、YouTubeで囲碁将棋の漫才見るときいつもシコってるよね」って言われて。そのときに初めて自分がそうなんだって自覚したんですよ。

――自分がシコっていることに気付いてなかったんですか!?

九月：全く気付いてなかったです。無意識だったので。だから、たぶん一番最初に自覚的に抜いたのは囲碁将棋さんですね。

――じゃあ、それまでにも気付いてないけどお笑いを見ながらシコっていた可能性はありますよね。

九月：もちろんそうなってきますよね。言われてみれば、ってなったんですよ。そう言えば、お笑い見てるときっていつも手持ち無沙汰になってだいたい左手を下に置いてるな、って。あと、長尺のネタってあるじゃないですか。バナナマンさん、ラーメンズさん、バカリズムさんとかの20～30分のコント。そういうのを見てるときって、尺的に何回もヌかなきゃいけないから、最後にそう言えば潮吹いた気がするな、とか。言われてみればつながるんですよ。それで初めて思い出しました。

――それでも気付いてなかったんですね!

九月：そういえば、お笑いのDVDを見ながら液体がジャパーッてなっていて。うわ、最悪だ、ここが面白いところなのに、って思いながら拭いた覚えがあるんですけど、あれ、俺だったのか、っていう。自分から出たものだと全然気付いてなかったです。
（取材・文＝ラリー遠田）つづく…！

■ライブ情報
12月16日〜18日「72時間軟禁コント暮らし」
場所：京都下鴨yuge
料金：500円　
九月が72時間ガラス張りのアトリエに軟禁され、お客さんが来たらコントをし続けるライブ。外出は入浴のみ、食事は差し入れのみ、睡眠時もお客さんが来たら起きて即コント披露。恐らく日本で一番過酷なお笑いライブ。詳細リンクはコチラ

■九月（くがつ）
コントをしているピン芸人。芸歴4年。京大院卒。稀に絵、音楽、文章。
※ツイッター@twobonai
※note 九月小保内太紀　

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