「入ると変な気持ちになる…」日本屈指の奇妙なテーマパーク「太陽公園」に村田らむが潜入!
あと、ちょっと気持ち悪いものもちょくちょくあって楽しかった。
大量の小便小僧が並んでいるのは『GANTZ』のワンシーンのようだったし(もしくは『しんぼる』松本人志のワンシーン)、塀の上にはまるで『妖怪ハンター』の諸星大二郎が描いた動物のようなパンダが歩いていた。
地域や歴史がごちゃまぜの石碑が並ぶ謎空間を歩いていると、頭がぐんにゃりして目眩がしてきた。
不思議パワーにやられたかと思ったが、そうではなかった。かなり暑い日で、熱中症になってしまったようだ。
「しばらく歩けば自動販売機か、売店くらいあるだろう。観光地なんだし……」
と思いながら進んでいく。
中華風の広場にたどり着いた。どこかで見たことがあるなと思ったら、天安門広場だった。高校の時、テレビで流れていた天安門事件を思い出した。天安門広場に民主化を求めたデモ隊が集結したのを、中国人民解放軍が制圧した事件だ。人民を解放する軍が、弾圧してるんだから、なかなか中国はすげえなあと思った。
そして天安門の裏側からは、万里の長城が伸びていた。万里の長城と言っても、大した距離はないだろうと思っていたのだが、これがとても長かった。なんと全長2キロメートルにも及んでいた。
実物大で作られていて、まさに万里の長城を歩いているような気持ちになる。
太陽公園は、体が不自由で世界各国を巡るのは困難な人に、世界旅行の楽しさを味わってもらうというのがコンセプトだそうだ。たしかに中国を旅行しているようだ。
そして、そんな紀元前214年に造られた万里の長城にはもちろん、近代の文明の利器である自動販売機なぞは置いていない。
完全に熱中症になってしまい、しばし日陰のベンチに座り込んでしまった。
なんとか体調を戻した後に、入り口付近に戻ってきた。そして来る途中に見えていた西洋風のお城、白鳥城に向かった。
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2024.10.02 20:00心霊「入ると変な気持ちになる…」日本屈指の奇妙なテーマパーク「太陽公園」に村田らむが潜入!のページです。兵庫県、村田らむ、観光地、太陽公園などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで