ニューヨーク・タイムズが2030年までの「13の予言」を発表! お先真っ暗…精神も環境も経済も最悪!?
■人口爆発と気候変動の危機
2020年代の問題は気候変動であると訴えるのは国際政治学者のマーク・ブライス氏である。この喫緊の問題に対して、政治家たちは政治的な理由を盾にまるで動こうとしないと憤りをみせる。
また、経済学者のダンビサ・モヨ氏は2030年までに世界の人口が90億人を突破するという予測を紹介し、国家間の協力なしには世界経済へのダメージはもちろん、紛争の種になりかねないと警告する。
人口の増加や気候変動による資源の危機について触れているのが米CIAの元局員エドワード・スノーデン氏と編集者のエズラ・クライン氏である。スノーデン氏は世界的にデータセンターでの電力消費が増大中であると指摘し、2030年には世界の電力消費量の10%に達するとその負荷の大きさを警告する。また、クライン氏は食料問題への対処として、人工肉の可能性を提示する。動物の苦しみを伴わない、よりクリーンで健康的な食べ物として、人工肉の需要が増加すると期待を寄せている。
■アメリカに迫る危機
金融ジャーナリストのアレキサンドラ・スキャッグス氏は、このままの経済政策では米国経済がバブル崩壊するとの悲惨な予測を示している。またそうなった場合、職を失った個人がFacebookなどのプラットフォームを利用したビジネスで生き残りを果たそうとする可能性を指摘、労働市場が大きく変わると予想している。
さらに、米民主党議員ステイシー・エイブラムス氏は米国でも移民排斥や人種差別といった問題が多発していることを述べ、人々の連帯と参加型民主主義の進展が必要だと訴える。また、作家のミン・ジンリー氏は今の若者コミュニティでは様々な宗教的信念の表明がオープンになっており、今後若者の信仰心がさらに高まっていくだろうとの予測を見せた。
正確な未来の予想などできる人間はいない。一体次の10年でこの世界はどう変化するのか? そしてどうか、それが幸福で平和なものであることを祈りたい。
参考:「New York Times」ほか
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2024.10.02 20:00心霊ニューヨーク・タイムズが2030年までの「13の予言」を発表! お先真っ暗…精神も環境も経済も最悪!?のページです。ニューヨークタイムズ、2020年代予測などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで